春の嵐!まさかの結末のソウルスターリング!

まさかの結末といった感想が今年の桜花賞でした。波乱が起こった今年の桜花賞。圧倒的人気で1.4倍というオッズのなか発走となったソウルスターリング。ここまでは4戦4勝と圧勝続きで、無傷のまま桜花賞制覇という快挙も目前とし余裕にやり遂げるかと思われた本レース。オークス、秋華賞を掻っさらい、今年の3歳牝馬完全制覇も夢ではないかと期待度も相当だっただけに、桜花賞の敗戦は残念な結果でした。
スタートはまずまずでしたが、なかなか内に入り込めずに随時、外へ外へと流れ走っていた印象でした。4コーナーあたりから前のめり気味となったが、二列目止まり。その後、馬場の良い外へとルメール騎手が振ったが、その好位置をレーヌミノルに取られ差が縮まらず。それどころか、ゴール手前でリスグラシューに差され、カラクレナイやアエロリットの追撃を交わすのに精一杯といった状況でヒヤヒヤの3着。初の黒星となったレースとなりました。ここまでの4戦すべてが良馬場での勝利。このレースで初めて重馬場戦となり3着。通常、重馬場も適性と言われても問題ない順位ですが、ことソウルスターリングにとって言えばバツと言いたいところ。
欲を言えば、馬場が重い中でどうしてもそこまで実質的に縦長にはならない、団子状態が予測できたと思います。内には入り込みにくいとなれば、もう少し前からの競馬でも・・・ソウルスターリングの実力で行けば反応はできたのかな?と思ってしまう結果でした。
次走はオークス、2,400mでリベンジとなるか期待です。

春の女王はレーヌミノル!

馬場の悪さが大きく影響した今回の桜花賞で、ソウルスターリングの手前でレースが出来たのが大きいと思います。もともと先行も追込みもできる脚質であるレーヌミノルは、ソウルスターリングより前へ出られたことが明暗をわけ、ソウルスターリングの仕掛けもわかりやすく、何処を走りたいのかもわかる位置取り。これが功を奏し勝利へと繋がる結果だったのかな?と感じます。
また、馬場が悪い中で、かなりのハイスピードな展開となったため、後半に伸ばしてくる差し馬たちのトップスピードもある程度封印出来た印象。もし仮に良馬場であったのならば、結果は大きく変わりレーヌミノルも後続馬に差されていたことでしょう。天候と位置どりがとにかくうまくいったラッキーもあっての勝利かなと感じます。
それでも春の女王は、ソウルスターリングでもなくファンディーナでもない。レーヌミノルが奪い取った結果でした。お見事!

フランケル産駒が玉砕!

3着に終わったソウルスターリングと同じ父を持つ5番人気のミスエルテ。
彼女もまた馬場に苦しめられたレースでした。
スタートは1枠1番からまずまずのスタート。他馬がハナの取り合いをしている中、自ら抑えての後退で、普段なら好位置をキープ出来た印象でした。
ただ重馬場となり、さらにハイスピードな展開となったため、先を行く他馬との距離もなかなか縮まらず、また重馬場の影響で最終的にはトップスピード勝負が出来ない状況へ。
結局何も出来ないまま桜花賞を11着と惨敗してしまったレースでした。
私の見解としての距離適性は2,000から2,500m。次走はおそらくオークス。東京2,400mとなればトップスピード勝負となるので、今回のような結果にはならないでしょう。
オークスではフランケル産駒のワンツーフィニッシュが見てみたいものです。

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