昨日のアメリカ戦の敗退で、侍ジャパンのWBCは準決勝敗退という形でアメリカで終わりを迎えました。
野球ファンだけではなく、日本全体を盛り上げてくれましてね。
WBCも今回で4回目ですが、日本だけでなく各国も力を入れて出してきて、盛り上がりを見せてきましたね。
選手が大会を育て、大会が選手を育てる。
いい流れになってきますね。

さて野球のWBC は終わってしまいましたが、4月に日本の埼玉でWBCがまた開催されます。
そのWBCとは、世界盆栽大会です！
「World Bonsai Convention」でWBCなのです。

盆栽のWBC 。野球のWBCにひっかけて言っているんどろうと思われがちですが、盆栽のWBC は今回でなんと8回目なのです。
第1回は1989年に埼玉で開催されており、野球WBCよりも歴史は古いのです。

第1回開催後は、世界大会らしく4年に1回開催しています。日本でしかやらない大会ではなく、第1回以降の開催国は・・・

第2回大会―アメリカ・オーランド
1997年/第3回大会―韓国・ソウル
2001年/第4回大会―ドイツ・ミュンヘン
2005年/第5回大会―アメリカ・ワシントンD.C.
2009年/第6回大会―プエルトリコ・サンフアン
2013年/第7回大会―中国・ジンタン

となっており、毎回違う国で開催されている、ワールドワイドな世界大会となっており、今回の8回目で再び日本の埼玉に帰ってきました！

世界盆栽大会がなぜ行われるようになったか。
まず、国内で開催される盆栽イベントは名品を一堂に集めた盆栽展が一般的でした。
一方、海外でも盆栽が普及し世界各地で盆栽イベントが開催されるようになりましたが、そのスタイルは盆栽展という形式ではなく、愛好家が一堂に会し交流を深め、日本より盆栽の先生を招いて講習を受けたりするというものが主流でした。
それが「盆栽大会」です。
やがて盆栽大会は全米大会、ヨーロッパ大会など次第に地域を広げ開催規模も拡大されました。
そのような流れの中、初めて全世界に参加を呼びかけ開催したのが、先ほどご説明しましたが、1989年4月に盆栽の故郷である日本で開催した「世界盆栽大会」でした。

本大会は、日本盆栽協会が「大宮盆栽村」を擁する埼玉県さいたま市（旧大宮市）で開催し、国内外から1200名を超す愛好家が集い、過去最大規模の盆栽大会として大きな成功を収めたのです。

世界盆栽大会は、世界の盆栽愛好家達が集まるビッグイベントです。
プロ・アマ問わず、世界中の盆栽好きが情報交換や友好を深めるために一同に介します。
盆栽文化の世界中へのさらなる普及やお互いのスキル、技術の向上を目的として熱いイベントが繰り広げられます。もちろん参加は盆栽愛好家だけでなく、誰でも参加できるのですが、少しでも盆栽に興味があればとても楽しいイベントとなっています。

会場は埼玉スーパーアリーナです。
4月27日〜30日で開催されていますので、世界の盆栽を目に焼き付けてみてはいかかでしょうか。