リサイクル

リサイクルとは英語表記でRe cycle と書きます。
Re=もう一度 Cycle=循環させる
といったような意味合いがあります。
いらなくなったものやゴミをそのまま捨てないで、もう一度資源として利用することを「リサイクル」といいます。リサイクルが進んでいるものは、ペットボトル、ジュースやビールの空缶、空きびん、古紙(新聞紙など一度使った紙のこと)などがあり、分解や熱処理、粉砕などをして、新たなものに作り変えます。
ではどのようなものが、どのようになっていくのでしょうか。

ガラス瓶

ガラス瓶は細く砕いたカレット(ガラス製品を破砕した状態のガラス屑)と、ケイ砂、石灰石、ソーダー灰から作られています。ガラス瓶はごみとして捨てられると、「びんtoびん」のリサイクルで、何度でも、新しいびんになります。
瓶以外では、住宅の断熱材、アスファルト舗装、カラー舗装、タイルなどにリサイクルされます。
あきびんを砕いてつくるカレットを、新しいびんの原料として利用することにより、大切な天然資源を節約でき、さらに原料を溶かす時間が短縮され、省エネルギーにもなります。

スチール缶

スチール缶は、鉄で出来ており、保温性があり、丈夫で磁石に引っ付く缶です。コーヒーや紅茶、ミルクが入った飲み物は高温加熱殺菌などの方法で念入りに殺菌しなければいけないため、アルミ缶では強度が弱くつぶれてしまうので、スチール缶が使われていると言われています。
ごみになったスチール缶は、1,000個以上にまとめて押しつぶされて、鉄の原料(鉄スクラップ)となります。その後、高温で溶かされて、スチール缶としてだけでなく、鉄筋、鉄骨、鉄板などの原材料となります。建物や橋や家電や自動車部品などの鉄製品になっています。

アルミ缶

アルミ缶はアルミニウムで出来た缶で、熱伝導率が良く、軽くて値段が安いという特徴があります。二酸化炭素が中から外に出ようとする力で缶は膨らむので、アルミ素材の伸びる性質でその力に耐えることができ、多少の衝撃にも耐えられることから、炭酸飲料に多く使われています。
ごみになったアルミ缶かんは1,000 個以上にまとめて押しつぶされて、アルミニウムの原料(アルミ缶スクラップ)となります。その後、アルミニウムを作る工場に運ばれ、高温で溶とかされて、約6割が、もう一度アルミ缶へと生まれ変わり、残りの4割のアルミ缶は、品質の良い鉄を造るために脱酸剤として利用されたり、アルミ鋳物製品(自動車部品など)に再利用されています。

ペットボトル

ペットボトルは、ポリエチレンテレフタレートという樹脂が原料です。ポリエチレンテレフタレートは、石油から作られるテレフタル酸とエチレングリコールを原料にして、高温・高真空下で化学反応させてつくられる樹脂になります。軽くて丈夫で柔軟性があり、軽度のへこみであれば自ら元に戻る性質を持っています。
ペットボトルは、様々な製品にリサイクルが可能で、衣料品、生活雑貨、作業服、学生服、スーツ、シャツ、帽子、タオル、スポーツウェア、白衣、手袋、ソックス、カーペット、ゴミ置き場のネット、運動マット、野球用ベース、陳列トレー、たまごパック、布製ショッピングバック、スリッパ、ハンガー、クリアーホルダー、名刺、ポスト・イット、ペンケース、粘着布テープ、 水切りネット、レンジフードフィルター、掃除用取替えシート類、障子紙、化粧品の容器、傘など、ありとあらゆるリサイクルの手段があります。

資源ごみを捨てることは、誰もがごく当たり前に行っていると思いますが、自分が捨てている資源ごみが何に生まれ変わるのかを知り、自分が捨てているごみが何に生まれ変わっているのかを理解できれば、リサイクルへの意識を高めることができると思います。

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