昨シーズンセリーグ覇者、広島東洋カープ

昨シーズン、セリーグを25年ぶりに制覇した広島東洋カープ。
今シーズンは精神的支柱であった黒田博樹投手が引退。
しかし、戦力は落ちたわけではありません。
黒田イズムを受け継ぐ若手選手が数多くいるので、今シーズンも期待できるチームです。

投手の注目選手

精神的支柱である黒田博樹投手が引退。
昨シーズン一年間、ローテーションを守り抜いた選手の引退は広島投手陣にとって痛手ではありますが、今シーズン活躍が期待できる選手はまだまだいます。

まずは先発投手陣。
昨シーズン沢村賞を獲得したジョンソン選手、最多勝、最優秀投手などの数々のタイトルを獲得した野村祐輔選手の2人は先発ローテーション入りは内定かと思われます。
残りの4枠は福井優也選手、ヘーゲンズ選手などかなり均衡した投手陣ですが、私が注目したいのが、岡田明丈選手。

昨シーズンドラフト1位で入団したまだ2年目の若手選手。
1年目のシーズンは怪我にも悩まされ、シーズン途中離脱してしまいましたが、球威抜群のストレートは武器の選手。昨シーズンの防御率も安定していたので、今シーズンはローテーションを守り抜き、2ケタ勝利を目指して欲しいです。

あと1人、注目しているのが、今シーズンドラフト1位で入団した加藤拓也選手。
加藤選手は、慶應大学出身で、MAX152キロの豪速球を武器に、大学時代には最優秀防御率2回、リーグ通算309奪三振、ノーヒットノーラン1回と輝かしい経歴がある選手。
問題点がコントロールと言われており、コントロールを磨けば活躍できること間違いなしの選手と言われています。将来のカープのエース候補です。

野手の注目選手

野手陣で注目している選手は2人。
堂林翔太選手と、西川龍馬選手。
広島カープは、どのポジションも固定選手がいますが、唯一サードだけが手薄。昨シーズン中盤から安部友裕選手がサードのレギュラーをほぼ獲得し、現在一歩リードですが、左投手に弱い安部選手はスタメンから外れる場面が昨シーズン目立ちました。
そこで、安部選手のレギュラー獲得に待ったをかける選手が堂林選手と西川選手の2人かと思われます。

まず、堂林選手。
2009年、ドラフト2位で入団。野手のスキルを磨くため2年間、2軍生活をし、3年目のシーズンに当時の監督、野村監督の期待を受け全試合出場を果たしましたが、両リーグワーストとなる、29失策、150三振、得点圏打率.192と期待に応えられず。その後、1軍と2軍を行き来する苦しい生活を送っています。2015年に結婚をし、子供も誕生、昨シーズン終了後の秋季キャンプからベテランの新井選手に弟子入りし、合同トレーニングと護摩行を体験。今シーズンに全てをかける堂林選手に期待です。

あと一人の注目選手、西川選手。
2015年ドラフト5位で入団。
類稀なるバッティングセンスと守備センスを備え持つ天才肌選手で、プロ初打席で三塁打をマークしたまだ22歳の伸びしろが多い将来有望選手です。
この3人にベテランの小窪選手を加えた4選手でサードのポジションを争うことになるかと思います。
開幕スタメンが誰になるのか、非常に注目されています。

リーグ2連覇に向けて

今シーズンも打撃陣の戦力は落ちていないので、今シーズンもレッドマシンガン打線は健在かと思います。
問題は投手陣。若手選手主体の投手陣となるので、精神的支柱だった黒田選手の引退の影響は大きいですが、黒田イズムはしっかり残っているので、今シーズンも投打がかみ合った試合が数多くあると思います。
戦力的にはリーグ2連覇してもおかしくないチームです。
今シーズンは追われる立場、戦い方に期待です。

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