水道水とミネラルウォーターの安全基準値について

「水道水の安全性」ついて、約70%の人が安心と感じているのに対して、不安を感じている人は約20%という結果になっています。
しかし、今は検査基準も厳しくなっているので、実は市販されているお水よりも安全な可能性も!?
水質基準に関しまして、世界保健機構(WHO)の基準を満たし、水道法により水質基準が定められています。

水道水は水道法で管理されています。
水道水の安全性を確保する為に、生涯にわたって連続に摂取しても人の健康に影響ない量をもとに、安全性を十分考慮して基準値が設定されており、検査頻度も毎日検査から1が月、3か月、6か月、1年毎といったように、検査項目によって定期的に検査が行われ公表されています。

方や、ミネラルウオーター類などの市販や宅配の飲料水等は食品衛生法で管理されています。
食品衛生法で定められている水質基準項目は18項目で、使用する原水(採取した水)がその基準値をクリアしていれば、販売、流通の許可を得ることができます。また、その基準値も水道法に比べると数倍ゆるいものですし、検査頻度も年1回程度となっています。

このように、現在の水道水はとても厳しい検査基準をクリアし我々の生活水道水として供給されています。
ちなみに、以下が東京水道局による検査項目です。

東京水道局による検査項目はこんなにある!?

それではいきます。
一般細菌・大腸菌・カドミウム及びその化合物・水銀及びその化合物・セレン及びその化合物・鉛及びその化合物・ヒ素及びその化合物・六価クロム化合物・亜硝酸態窒素・シアン化物イオン及び塩化シアン・硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素・フッ素及びその化合物・ホウ素及びその化合物・四塩化炭素・1,4-ジオキサン・シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン・ジクロロメタン・テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン・ベンゼン・塩素酸・クロロ酢酸・クロロホルム・ジクロロ酢酸・ジブロモクロロメタン・臭素酸・総トリハロメタン・トリクロロ酢酸・ブロモジクロロメタン・ブロモホルム・ホルムアルデヒド・亜鉛及びその化合物・アルミニウム及びその化合物・鉄及びその化合物・銅及びその化合物・ナトリウム及びその化合物・マンガン及びその化合物・塩化物イオン・カルシウム、マグネシウム等(硬度)・蒸発残留物・陰イオン界面活性剤・ジェオスミン・2-メチルイソボルネオール・非イオン界面活性剤・フェノール類・有機物(全有機炭素(TOC)の量)・pH値・味・臭気・色度・濁度と、実に51項目の基準値をクリアが必要となります。
さらに、厚生労働省による水質管理目標設定項目27項目(そのうちの1項目である農薬類102項目)が義務付けられており、その他の項目についても各水道局で原水(河川水や井戸水等)の水質に合わせて追加した項目の水質検査を行っています。

まとめ

ミネラルウオーター類の水質基準がこんなに緩いかというと、ヒ素など、天然水には絶対に含まれてしまい、これらの基準値を厳しくするとなればクリアできる天然水が激減してしまうこと。よく水道水が危険である理由の一つとして、水道管に使用されている「鉛」が含まれることがいわれていますが、基準値からいえば、ミネラルウオーター類の方が多く含まれる危険があるということです。
このような事実を知った上え、あなたはどちらのお水を飲みますか?

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