喜多方ラーメン

かつて2006年の市町村合併前の旧喜多方市では、人口37,000人あまりに対し、120軒ほどのラーメン店があり、対人口比の店舗数では日本一だった事もある喜多方市が誇る喜多方ラーメン。
スープは醤油味の透明な豚骨スープが基本で、あっさりした味わいがあります。醤油味がベースだが、店によっては塩味や味噌仕立てなどその作り方はまちまち。豚骨のベースと煮干しのベースを別々に作り、それらをブレンドしたものを提供する店もあります。
麺は「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれ、幅は約4mmの太麺で切刃番手は12番および14番のが使われ、独特の縮れがあり、食感は柔らかいのが特徴。
具はチャーシューを主として、ねぎ、メンマ、なるとなどオードソックスなラーメンの構成です。

佐野ラーメン

佐野ラーメンの最大の特徴は、竹を使って麺をうつ、青竹打ちの平麺です。
これは青竹に脚をかけ、竹の下に麺の材料となる練った小麦粉の塊を置き、体重をかけて延ばしていくというもの。麺はコシが強く、太さは中太から細麺、平打ちなど、店によって異なります。
コクのある醤油味が特徴とされてますが、店によって鶏がらであったり豚骨であったり、東京ラーメンに近い透き通った醤油スープ、 醤油が若干入った塩ラーメンの様なもの、味醂で甘味を付けたものが存在します。

横浜ラーメン(家系ラーメン)

横浜ラーメンは、家系と、中華街系と大別されてますが、ここでは家系をご紹介します。
豚骨や鶏ガラから取ったダシに醤油のタレを混ぜた「豚骨醤油ベース」のスープに、太麺と、ほうれん草、チャーシュー、海苔のトッピングで構成されています。
吉村家の創業者・吉村実が「九州の豚骨と東京の醤油を混ぜたらうまいんじゃないか」という発想から考案。以降吉村家が源流に、吉村家で修行した弟子たちが暖簾分けで出店し、その暖簾分けの店で、修行した弟子が更に出店していき、必ず「〜家」と付く事から、「家系ラーメン」と呼ばれるようになりました。
家系ラーメン店では、味の濃さ、スープの脂の量、麺のゆで加減を調整して作るなどのサービスが行われていることが多く、中にはライスサービスのお店もあるので、お腹いっぱい食べたい学生や肉体労働の男性客にはうってつけのラーメンです。

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