松坂大輔

「平成の怪物」も今年は進退を懸けたシーズンとなりそうだ。
横浜高校では春夏連覇。西武ライオンズに入団し1年目から3年連続で最多勝獲得。メジャー移籍後もレッドソックスで08年に18勝挙げ、日米通算164勝の剛腕も、ここ数年は怪我に苦しんでいる。
15年に福岡ソフトバンクホークス入団、日本球界復帰を果たすも、これまで登板は1試合のみ。
かつての豪速球は鳴りを潜め、投球フォームが安定しない日々が続いた。
再起をかけるべく、シーズンオフにはプエルトリコのウインターリーグに参加。勝ち星は付かなかったものの、4試合に先発し、防御率2.70を記録し、復活の兆しを見せる活躍を見せた。
そして今年は体重を10キロ絞ってキャンプイン。以前とは違う絞った体に周囲を驚かせた。
更に初日からブルペン入り。連日多くの投げ込みができ、例年にない調子の良い調整ができている。
投球フォームもかつての下半身が乗った安定的なフォームが戻りつつあった。
今年で37歳。同世代の選手たちも次々引退し、松坂もベテランといえる域に達した。
しかし、スーパースターはここで終わって欲しくない。
最後の輝きをプロ野球ファンに見せて欲しい!

斎藤佑樹

ファイターズの背番号1がプロでの覚醒に今シーズンは懸けている。
あの田中将大の駒大苫小牧との夏の甲子園決勝の名勝負から11年。
燦然たる輝きを見せたあの「ハンカチ王子」もプロ入り後は期待された活躍を見せずにもがき苦しんでいる。
今シーズンから背番号を18から1へ変更。
新たな決意を胸に、シーズンオフはケビン山崎トレーナーの指導の下、肉体改造に取り組んだ。
その成果か、キャンプインしブルペンでの投球では以前よりも増して力強い球が行くようになった。
フリー打撃投手でも相手打者のバットをへし折るほどで、栗山監督からは開幕投手候補まで挙げられるようになった
今年で28歳を迎えいよいよ中堅選手の域に達した。
田中将大、前田健太、坂本勇人など同世代の選手たちが一流として活躍している今、高校時代頂点にたった斎藤の逆襲のシーズンが始まる。

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