今年もNBAの夢の祭典オールスターが行われます。舞台はニューオリンズです。

昨年まではファン投票のみで、スタメン5人を決めていましたが、今年からファン投票以外にも、投票権を持つメディアと全現役選手による票が反映されるシステムが導入。
ファン投票が全体の50%、メディアと現役選手の票がそれぞれ25%の配分となり、それぞれの数値の合計値を4で割り、東西ガード部門上位2選手・フロントコート部門上位3名がスタメンとして選出されます。

なんかややこしいですが、とりあえずオールスターの名に恥じない選手が選ばれた、東地区のスターターの発表です。

ガード部門

1位カイリー・アービング(キャブス) 2位デマー・デローザン(ラプターズ)

ガード部門は、昨シーズンのチャンピオンのキャブスのPGのアービングと、そのキャブスとファイナルをかけて、イースタンカンファレンスファイナルを戦ったラプターズのエースの、デローザンの2名が選出です。

2名ともチーム生え抜きプレイヤーであり、今年もチームは東地区1・2位の好成績のチームの核となる選手です。

アービングは2011年のドラフト1位。
キャリア6年で4回目の出場、2014年のオールスターでは、MVPを受賞しています。
昨シーズンはNBAファイナルを制した後に、リオデジャネイロオリンピックで先発PGとして金メダル獲得に貢献。
同年にNBAチャンピオンとオリンピック金メダルを獲得したのはマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、レブロン・ジェームズに続く4人目の選出となりました。


デローザンは2009年ドラフト9位。
オールスターには2年連続、キャリア3回目の出場となり、今回が初めてスターターでの選出です。
昨シーズンオフにFAとなったが、ラプターズ残留。その契約は破格で年俸ではNBAの中で2位年俸。賛否両論ある契約でしたが、今シーズンは雑音を払拭する活躍をしています。

フロントコート部門

1位 レブロン・ジェームス(キャブス) 2位ヤニス・アデトクンボ(バックス) 3位ジミー・バトラ(ブルズ)

フロントコート部門は、この3名。

ガード部門のアービングと同じく、キャブスからジェームス選手が、フロントコート部門の1位です。
最早説明不要の、現在のNBAのNo.1プレイヤー。
オールスターも常連。現在にNBAの顔です。オールスターゲーム歴代最多の291得点を記録しており、13年連続オールスター先発に顔を連ねます。

そしてアデトクンボ。今回のオールスター注目選手。
ギリシャ国籍を持ち、両親はナイジェリアから移民。
ギリシャリーグで注目を浴びて、2013年ドラフト15位指名の弱冠22歳のSF(スモールファワード)
キャリア4年目にしてオールスター初選出にして、スターターでの選出。
今シーズンは、チームの攻撃の中心となり、得点(23.7)・リバウンド(8.7)・アシスト(5.6)・スティール(1.8)・ブロック(2.1)の主要スタッツ5部門で、素晴らしい成績を残しており、全ての部門でチーム最多の数字を記録。
バックスの選手で球宴出場を果たすのは、2004年のマイケル・レッド以来。スターターでは、2002年のレイ・アレン以来の快挙です。

ジミー・バトラー
3年連続・3回目のオールスター出場。今回が初のスターターです。
2011年ドラフト30位。高くない評価でのスタートですが、年々向上し、昨シーズンから最も成長した選出に送られるMIPという賞も、2シーズン前に受賞。
所属しているブルズは、2010-2011シーズンにMVPを獲得し、カンファレンスファイナルまで導いた、チームの顔であったデレック・ローズをこのオフに放出したことにより、ブルズの新たなる顔となったバトラー。今シーズンも昨シーズンを上回る活躍を見せての、堂々たる選出です。

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