今じゃスッカリ見なくなった「ヤンキー」と呼ばれる種族たち。
でもヤンキーって敬遠されがちなところはありましたが、今の世代の陰湿な悪さとは違い、拳と拳で会話をしているような、そんなサッパリとしていた悪さでした。また、金髪にリーゼント、短ラン、長ラン、ボンタン姿のお兄さんが電車やバスでお年寄りに席を譲っている姿もよく見かけていましたね。それに比べると、今の中高生は・・・なんて語ってしまうと年寄りじみた自分に嫌気がさしてしまうのでそれはおいておきます。
そんなヤンキーを題材にした漫画は僕等アラフォー世代には懐かしさすら感じる今日この頃。ちょっと大げさで、でもこんな感じだったなと思わせる昭和終期から平成初期。
そんなヤンキー漫画をご紹介します。

疾風伝説 特攻の拓

「疾風」と書いて「かぜ」、「特攻」と書いて「ぶっこみ」と読ませる、タイトルからして早くもヤンキー感満載なこの作品。通称「ぶっこみのたく」。Google検索で「ぶっこみのたく」と記入しただけでも「特攻の拓」と表示されるほど。佐木飛郎斗さん、所十三さんによる作品です。
簡単に要約すると、主人公の浅川拓という高校1年生が訳あって転校した高校がヤンキーの巣窟で、また、横浜暴走族の巣窟でもあった。ということから、次から次へとイベントが降りかかってくる話です。単行本全27巻から構成されている作品。バイク好きにはたまらないマニアックなパーツも出てきたり、横浜、横須賀、湘南地区にお住いの方であれば面白く、実在する地名が出てきたりします。例えば、本牧市民公園や本牧埠頭、横須賀中央や国道134号の滑川交差点などなど。この漫画を読んで横浜観光もありですね。

BAD BOYS

BADBOYS(バッドボーイズ)は、1980年代の広島を舞台に少年少女の暴走族の抗争を描いた漫画で田中宏さんの作品です。
簡単に要約すると、大富豪の家で育ったボンボン生活の主人公・桐木司が暴走族に入り、その後の成長、また暴走族の抗争に巻き込まれていく青春漫画といったところです。
特攻の拓との共通点は暴走族を題材としているので、こちらもバイク好きにはたまらないところ。ただ、特攻の拓のようにバイクのセッティングにこだわったりするシーンは少なめ
で、また、違いといったら殺伐感はそれほどなく、どこか恋愛漫画っぽい一面も。
1990年代後半を描いた続編となる「BADBOYSグレアー」では、主人公・桐木司と交際中だった女性との間に子供が産まれているのも描かれているほど。
どこかほのぼのとした作品です。単行本全22巻となっております。

ろくでなしBLUES

ろくでなしブルースは、主に東京都武蔵野市吉祥寺周辺を舞台に、ヤンキー達による学園もの漫画です。東京各地にある高校とのヤンキー同士の揉め事が主な構成となっており、主人公・前田大尊と喧嘩をするごとに、相手ヤンキーが彼の仲間になっていく、どこか冒険漫画のような特徴も。ろくでなしブルースの登場人物の名前は、プロボクサーやプロレスラー、また、ロックバンド「ブルーハーツ」の4名の名前や姿をモチーフとしたキャラクターがいることでも有名です。ろくでなしブルースを読んで「ブルーハーツ」を知るきっかけとなった方も多いはず。こちらも1990年代を描いていることから、制服は長ラン、中ラン、短ラン、ボンタンといった服装。もちろん髪型はリーゼントが多いキャラクターになっています。作品を簡単に要約すると、主人公・前田大尊の周りで引き起こる他校との抗争により強い仲間の団結力が芽生えていく青春漫画で、彼がプロボクサーとして活躍するまでの生い立ちを描いた作品です。単行本全42巻となっております。

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