希望を持って入部したものの、環境のミスマッチによって挫折する球児はたくさんいる!

高校野球は学生スポーツの中でも、屈指の人気のスポーツです。
様々な高校で、甲子園を目指す者、鍛えプロを目指す者、その県で上位を目指すもの。
大なり小なり憧れを持って高校野球の世界へ飛び込んでいきます。
しかし、その中でも、環境のミスマッチで挫折する球児もたくさんいます。
その理由としては

・指導者の意見の食い違い
・上下関係
・チームメイトの関係(いじめなど)

など、高校選びさえ間違えなければ、こうのような事態になる事がなかった事も多々あります。

そこで、そのような事態が起こる事を防ぐべく、これから高校野球をやりたいという中学球児に、高校選びをする上で見てもらいたい点を伝授します。
是非、球児だけでなく、親御さん達も読んでみて下さい。

【練習会を参加するうえでのポイント】

夏休みになると、どの高校でも体験練習会や、体験入部会といったイベントが開催されます。
同時に現役部員たちが練習する訳ですからどのような練習雰囲気か肌で感じられます。
そこで、押さえておきたいポイントをお教えします。

①あいさつがしっかりできているか

基本中の基本です。
部活をするうえでだけでなく、これから社会に出るうえ、人として生きていく上で大切な事です。
選手たちが、関係者以外の人に挨拶できているかで、指導者が人間形成の教育ができているかよくわかります。

加え、挨拶の仕方にも注目してみて下さい。

・相手の目を見て挨拶しているか
・「ちゃーす」といった部活挨拶ではなく、「こんにちは」とはっきり言っているか。
・挨拶で笑顔が出ているか(正直、挨拶ができてるチームでも、笑顔を作る事はあまりないが、個人的に笑顔があると、より親しみがこもってなお良い。)

②道具が綺麗に整頓されているか

これも基本中の基本ですね。

整理整頓してないのは心の乱れでもあります。
スパイク、グローブが綺麗に並べてあるか。
これだけでも、指導者がどれだけ指導が行き渡っているかはっきり分かります。

③先輩後輩との会話が和やかにしているか

短時間で見出すのはなかなか見出しにくいですが、先輩後輩との会話がよくあるチームはまとまっている証拠です。

その会話の仕方も堅さがなく、程よいフランクさがあれば尚良しです。

現在、高校野球界の王者に君臨する大阪桐蔭も、堅い上下関係がない事で有名です。

かつて強豪校につきものだった、厳しい上下関係は過去の遺物と化しています。

【大会を見る上でのポイント】

大会はそのチームの野球がどういうレベルか、どういう野球をするかわかる絶好の機会です。

特に夏大は、どのチームも憧れを持つ一大イベント。
全ての力を注ぐ集大成となります。
そこはグラウンド内のみならず、グラウンド外のスタンドでもそのチーム力がとてもわかります。
そこで、スタンドで見ておきたいポイントを伝授します。

①部員全員が気持ちを込めて熱心に応援しているか

まとまっているチームはメンバーから外れた選手たちも一体となって熱心に応援できているものです。
特に最後の夏、メンバーから外れた3年生がいるチームでの応援姿勢は最重要です。

外れてしまった3年生は気持ちが腐ってしまいやすいもの。
悪いケースでは、スタンドでの応援に身が入らず、腑抜けた態度をとってしまう。
最悪の場合、試合にすら来ないという事もあります。

このような部員が出てしまうチームは、いかに全ての部員を大事にしてないかが、はっきりとわかります。

本当にチーム一体となっているチームは、負けた時、スタンドにいる部員たちも、メンバー同様に泣いている事が多いです。


是非とも、試合中、試合後の部員たちの表情に注目してみて下さい。

②生徒たちがたくさん応援に来ているか

夏大の応援に生徒たちがたくさん詰めかけるチームほど、学校から愛されている野球部という証拠です。

そして生徒たちの応援の仕方にも注目してみて下さい。
よく規模の大きい私立高校ほど、学校主導で強制的に野球応援に参加して、大人数で駆けつけるケースはありますが、その多くが応援せず見てるだけの生徒ばかりです。

愛されているチームは、生徒たちが自主的に球場へ行き、部員同様に、声を出し、踊り応援してくれるものです。


また、野球部のみならず、生徒応援活動が活発な学校ほど雰囲気の良い学校の傾向があります。

野球応援は、文化祭や体育祭と違い、ほぼ自主参加で形成されているので、その学校自体の本当の雰囲気が測れるものです。

野球部に入部しなくても、普通に高校選びをする際には、夏大の野球応援を見て選ぶ参考材料にしてみてはいかがでしょうか?

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