ラグビー日本代表・五郎丸選手の活躍で話題となったルーティン

新たな一年が始まり、今年もリオデジャネイロ五輪が開催されるなどスポーツの話題にことかきません。
昨年はラグビー日本代表のW杯での活躍により日本中が沸きました。
中でも五郎丸選手は時の人となり、キック時のポーズが流行語大賞のトップテンにも選ばれたほどです。

ところで、五郎丸選手のキック時の一連の動作はルーティンと呼ばれ、多くの方が耳にされたことだと思います。
このルーティンとは何なのでしょうか?

ルーティンという言葉が初めて話題になったのは、イチロー選手のメジャーリーグでの活躍が取り上げられた頃だと思います。
イチロー選手がバッターボックスに立つ際のお決まりの動作もルーティンワークですが、毎朝同じレシピのカレーを食べることで、自身の体調を管理していたことが当時は話題になりました。
イチロー選手は試合だけでなく、食事等の日常生活にもルーティンワークを取り入れることにより、理想のパフォーマンスを実現させていたといえます。

ルーティンのメリット

ルーティンとは漠然とした感覚的な事を具体的な事象としてパターン化するで、パフォーマンスの向上という身体面だけでなく、プレッシャーなどに影響されることなく集中できるなどの精神面でのメリットもあると考えられています。

五郎丸選手のルーティンワークはキックを蹴る直前のポーズに目が行きがちですが、ボールをセットするところから成功することをイメージし、キックまでの手順をパターン化しリズムを揃えることで、キックの精度を安定させ、その成功率を高めています。
もちろん、これで終わりではなく、キック後もイメージ通りのキックと比較することで、自身の調子を探り、改善することで次のプレーに活かすそうです。

また、試合中に決められた動作をすることは、落ち着いてプレーに集中することが出来るだけでなく、プレッシャー等の精神的不安を取り除き、平常心を保つことで自信を呼びさますことができるのです。

しかし、このルーティンワークは必ずしも簡単なものではありません。
毎日の反復練習の積み重ねと試行錯誤の末に作り上げられるものです。
事実、五郎丸選手が現在のルーティンを作り上げるのに長きに渡る歳月を費やしたそうです。

仕事や日常生活でもルーティンを取り入れてみよう!

もちろんこういったルーティンワークは多くのスポーツ選手が取り入れていますが、スポーツだけでなく、仕事や日常生活の中でも多く見ることが出来ます。
ビジネスルーティンという言葉もあり、業務の効率化やミスを減らすために取り入れている企業も多くあります。

また、みなさんの日常生活の中にもいつの間にか習慣化され、無意識に行っていることもあるのではないでしょうか。
朝、起きてから家を出るまでの行動や、通勤・通学時のルート選択などは無意識に効率化されたルーティンワークといえます。
ルーティン化することでミスが少なくなり、間違えることも格段に減ることもメリットの一つですよね。

ビジネスで、日常生活で、トレーニングで、あなたにピッタリなルーティンを作り出すことはその分野において効率化と上達、両方を実現できる近道になるかもしれませんよ。

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