スキーのジャンプの高さ

スキージャンプは距離と飛形、着地の美しさを競うスポーツです。北京五輪では男子ノーマルヒル個人、男子ラージヒル個人、男子団体、女子ノーマルヒル個人、そして今回初めての実施となる混合ノーマルヒル団体の計5種目が行われます。

スキージャンプと言えば、競技の中継映像で時折見えるスターティングゲートの高さが気になりますが、実際にはどれくらいの高さがあるのでしょうか。

1998年に開催された長野五輪で会場となった白馬ジャンプ競技場のラージヒルの場合、地上140m地点にスターティングゲートがあります。これは神奈川県横浜市にあるインターコンチネンタルホテルとほぼ同じ高さ。40階建てのタワーマンションをイメージしてもわかりやすいですね。

また、カンテと呼ばれる踏切台の高さは、白馬に限らず最高で88mと決まっています。これは大阪にある通天閣の展望台とほぼ同じ高さです。

つまり「インターコンチネンタルホテルの頂上から滑走して」、最高スピード90km/hに達したところで「通天閣の展望台からジャンプしている」ようなものなんです。

ハーフパイプのジャンプする高さ

スノーボードのハーフパイプは半筒状に作られた雪の両サイドの壁を数回ジャンプして、トリックの難易度や完成度を競うスポーツです。

ハーフパイプでは技の難易度や完成度とともに高さも採点対象の一つ。縦横斜めに回転するだけでなく、ボードをつかむグラブと呼ばれる技で高さを強調することもあります。実際、選手はどれくらいの高さを跳んでいるのでしょうか。

2022年の北京五輪の場合、左右の壁の高さは7mです。選手はそこからさらに5~6mほどジャンプします。つまりボトムからの高さは11~12m超。これはビルの4階に相当する高さです。

ちなみに、2021年3月31日にスイス・ラークスのハーフパイプで、オーストラリアのヴァレンティノ・ギュゼリ選手が約7.3mのフロントサイドエアを成功させ、世界記録を塗り替えました。

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