現役ドラフトとは

プロ野球の「現役ドラフト」とは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる目的で、他チーム所属の現役選手を指名し獲得できる制度のこと です。

「ブレークスルードラフト」とも言うそうで、メジャーリーグで導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にしているそうです。「ルール・ファイブ・ドラフト」は、実力がありながらも活躍の場が与えられない選手が、マイナーリーグで飼い殺し状態になることを防ぐために、他チーム所属の現役選手を指名し獲得できる制度で、毎年シーズンが終了した12月に行われています。

現役ドラフトの仕組み

指名順番は獲得票の多い球団から

現役ドラフトの指名順番は、かなり特殊で、指名順番は獲得票の多い球団からとなるそうです。

全12球団が対象選手の中から、獲得したい選手を1人づつあげ、最も投票の多い球団から指名権を得ることができます。

その次に指名できる球団は、1番目に指名できる球団から、選手を獲られた球団で、これ以降は同様に、指名された球団から、指名できる順番となります。

対象に選ばれたと本人に伝えるかは球団次第

現役ドラフトの対象となった際に、球団が本人に伝えるかは球団の自由となっています。現役ドラフト自体が非公開で行われるので、選手としては決定後に言い渡されることもあります。

移籍拒否で現役引退となる可能性

現役ドラフトでの移籍を拒否して、所属球団に残留を受け入れなかった場合には、任意引退、退団となってしまいます。

2023年の現役ドラフト開催はいつ?

2022年の現役ドラフトで移籍した選手には、阪神の優勝に貢献した大竹耕太郎投手を始め、中日の細川成也選手など環境が変わって大成功を収めた選手もいましたが、2023年の現役ドラフトは、12月8日に開催とのことでこちらも注目ですね。

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