日本ではスポーツなどで優勝すると胴上げをする事がありますね。
しかし、海外ではあまりみかけませんよね。
今回はそんな胴上げの起源を少しですが紹介したいと思います。

日本発祥は

■長野県の善光寺が発祥という説

善光寺では、「堂童子(どうどうじ)」という年越し行事があり、その行事の仕切り役を胴上げする習慣があります。

堂童子の行事は江戸時代(1603年~1868年)初期に記録があることから、少なくともこの頃には胴上げが行われていたと考えられていますね。

■新潟県糸魚川市が発祥という説

新潟県糸魚川市には、「裸胴上げまつり」という行事があります。

江戸時代初期から伝わる行事で、毎年1月17日に藤崎観音堂で行われています。

ふんどし姿の男性たちが、参拝者の中から厄年の男性を見つけ出して胴上げをし、厄除けをしますね。

スポーツでの胴上げ

日本のプロ野球では、昭和25年(1950年)にリーグ優勝した松竹ロビンスが初めて胴上げをし、これをきっかけにほかのスポーツでも胴上げが広まったといわれています。

アメリカのメジャーリーグでは胴上げをする習慣はありません。


海外では、イギリスのオックスフォード大学とケンブリッジ大学のボートの対抗戦で、勝者の胴上げが古くから行われていたといわれています。


また、1927年には大西洋横断飛行に挑戦したアメリカ人女性アメリア・イアハートを、フランス、パリの人々が胴上げをしたという記録があるそうです。

スペインやフランスなど海外サッカーでは胴上げをする習慣がある国もあります。

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