みなさんはイップスという言葉をご存じでしょうか。
知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなイップスについて少しですが紹介したいと思います。

イップス

イップスとは、元々ゴルフの世界で生まれた言葉で、

「パターを外してしまった時に大きなショックを抱え、以後思うようなパッティングができなくなってしまう現象のこと」です。

野球においてイップスとは「腕が震えたり、硬直してしまいボールを思うように送球(プレー)できないこと」を指します。

ピッチャーが投球をした際に、守備についている選手が、打球をキャッチし、その後投げる時に思うような基本的な動作(送球・プレー)ができなくなってしまう症状がありますね。

原因

イップスの根本的な原因は精神的なものとされています。

イップスにおける研究は進んでいるものの、未だ明確な治療法は存在せず、精神的ショックが原因であるため、病気や怪我とも断定し難いものがあります。
イップスとは、精神的ショックによるトラウマが原因となるため、性格やシチュエーション次第では、高校生・ジュニア問わずイップスになる可能性は十分にあるのです。

克服するには

イップスは医学的な根拠はありません。

障害として認定されてもいないので、具体的な病院での治療法やリハビリはありません。

克服する方法としては、

・自信を取り戻せるシチュエーションを重ね、精神的に回復する

・ミスを少しでも減らせるように、練習をたくさんして技術を磨くこと

主にこの2点になります。

精神的なショックで力が発揮できないということは、裏を返せば、自信を取り戻すことでイップスを克服することができると言えます。

プロ野球では打たれてしまった投手を、あえて翌日も続けて使い、リベンジするチャンスを与えることがよくあります。

これは、投手が打たれてしまった悪いイメージを長く引きずるより、早くリベンジさせることで調子を取り戻させるといった意図があります。

とはいえ、そもそもゴルフ、野球におけるイップスに共通して言えるのは、技術力の低さがイップスの原因を招いてしまったということです。

そのためイップスを克服するには、日々の練習により技術を磨きリベンジする他ないのです。

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