はじめに

DeNAベイスターズの助っ人として活躍をみせるのがタイラー・オースティン選手。
ヤンキース時代は楽天の田中将大投手チームメイトでしたね。
今やベイスターズの主軸を任されている選手ですね。
今回はタイラー・オースティン選手について紹介したいと思います。

タイラー・オースティン

■ポジション外野手
■投打右投右打
■身長/体重188cm/100kg
■生年月日1991年9月6日
■経歴ヘリテージ高 - ヤンキース - ツインズ - ジャイアンツ - ブルワーズ

メジャー級の長打力

タイラー・オースティンの魅力は、なんといってもその長打力にある。だが、成績だけを見ると、2016年のメジャーデビューから4年間で33本塁打というのは決して多いと言える数字ではない。注目すべきは、オースティンのスラッガーとしての素質である。
メジャーリーグでは現在各球場にトラッキングシステムが導入されており、選手一人ひとりの動きや投球・打球は、細かくデータとして表れている。ピッチャーの投げる球の回転数や、外野手がどれだけ一直線に打球を追っているかなど、トラッキングシステムがもたらしたデータによって、結果の数字ではなくプレーの質によって選手を評価できるようになった。
オースティンの長打力は、トラッキングシステムによってもたらされたデータによって証明することができる。現在MLBでは「バレル(Barrel)」という指標がよく使われている。バレルとは、ホームランになりやすい打球速度と打球角度の組み合わせのことであり、例えば99マイル(約159キロ)の打球が25度から31度の角度で飛べば、その打球はバレルと言える。100マイル(約161キロ)であれば、24度から33度とより広い角度でもホームランになる確率が高いとされている。
オースティンは、このバレルの割合がMLBの並み居るスラッガーの中でも優れているのである。2019年、オースティンは50以上打撃イベント(BBE)があった478人のメジャーリーガーの中で、バレルの割合(Brls/BBE)が12位の15.9%だった。つまり、オースティンが放つ打球の約6回に1回はホームラン性の当たりだということである。この割合は、ナ・リーグのホームラン王でMLBの新人ホームラン記録を更新したピート・アロンソ(15.8%)や、40本塁打&40盗塁が目前だったロナルド・アクーニャJr.(15.0%)よりも高い。

出典:YouTube

三振も多い

バレルの割合(Brls/BBE)を見る限り、タイラー・オースティンは当たれば飛ぶということがわかる。ただ、問題は彼のバットになかなかボールが当たらないということだ。
2019年シーズン、オースティンの三振率(K %)は150打席以上のメジャーリーガーのなかでワースト5位の37.4%だった。特に変化球への対応が悪く、スライダーやカーブといったブレイキング・ボールの空振り率(Whiff%)は49.5%、フォークやチェンジアップといったオフスピード・ボールの空振り率は52.8%だった。

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