はじめに

みなさんはジェネリック薬品をご存知でしょうか?
だいぶ日本でも浸透してきていますね。
しかし、まだジェネリック薬品を知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなジェネリック薬品について少しですが消化したいと思います。

ジェネリック薬品

新薬(先発医薬品)の再審査期間、物質(成分)特許期間満了後、新薬と効き目が同等であることを証明する様々な試験、①規格試験(原薬・製剤の品質確保)、②安定性試験(加速・長期保存)、③生物学的同等性試験(溶出試験、ヒトBE試験)を実施し、厚生労働省の承認を得て製造・販売する医薬品のことです。

新薬の発売後、数年から十数年経って開発されるジェネリック医薬品は、味の改良や小型化、またOD錠(服用後、速やかに溶ける)や、錠剤やシートの表示工夫等、新しい技術により、新薬より、飲み易さや飲み間違いを防ぐ工夫が行われているものも多くなっています。

低価格

新薬は研究開発投資が大きいこと、また発売後に一定期間有効性・安全性を評価するため、それらの費用を加味した価格が設定されています。
わが国では、昨今の急激な少子高齢化により、医療費を一層効率化し、現在の医療保険制度を維持するための施策として、ジェネリック医薬品の使用が推進されています。
薬剤処方時に、新薬とジェネリック医薬品のどちらを服用するかを医師・薬剤師に相談の上、患者さんご自身で選択することが可能です。

販売されてないものも

ジェネリック医薬品がまだ発売されていないお薬もございますのでご注意ください。
ジェネリック医薬品に変更可能な処方箋をお持ちでも、新薬の特許権の存続期間はジェネリック医薬品がございません。また、局方品(日本薬局方に収載されている医薬品)や漢方薬などにはジェネリック医薬品のないものがあります。

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