冬場の脱水症状に注意

冬場はあまり汗をかかないから水分補給が不要というわけではありません。人は普通に生活していても、一日に約2.5リットルの水分を失うことがわかっています。それに対して食事中に摂取する水分や体内で作られる水の量は1.3リットル。失った水分を補うためには、飲料から1.2リットル程度を摂取する必要があるそうです。2.5リットルの水分排泄のうち、尿や便以外に安静にしていても1日に約900ミリリットルの水分が失われますが、これを不感蒸泄(ふかんじょうせつ)といいます。空気が乾く冬場は身体も乾燥し、もっと多くの水分が排出されることになります。

収れん火災

冬場は太陽の位置が低く、日光が強くなります。日光が鏡などにより集まり高温に達し火災へと至ります。冬の時期は乾燥もしておりますので、火がつきやすく非常に注意が必要です。この火災は冬場にもっとも多く、ペットボトル、水槽、ステンレスのボウル等、光を集めやすい物には注意が必要です!出火時間帯では、日差しが強く、日の傾いている10時台と13時台に最も多く発生している。海外ではこんな事例があった。NHKによると、2013年9月イギリス・ロンドンではガラス張りの高層ビルに反射した太陽の光が原因で「収れん火災」が発生。向かいの地区にあった高級車の一部が溶けたり、店のカーペットが焦げたりして、騒動になったそうです。

ヒートショック

寒くなると身体が熱を逃がさないようにするために、血管の収縮が起こり血圧が高くなります。特に暖かい室内から寒い場所に移動した際などさらに急激に血圧が上がる危険性があります。それにより心臓などに負担がかかり心筋梗塞といった症状を引き起こしてしまいます。お風呂場は特に注意です!室温の差が出やすい場所です。脱衣所を事前に暖めておく、年配の方は2番目以降にお風呂に入るといった対策をしてください。ヒートショックによる入浴関連死は、65歳以上が80%以上を占めており、特に75歳以上の高齢者が多くなっています。入浴中はのぼせや失神、不整脈などを起こしやすく、そのことが急死の原因につながっています。ヒートショックのリスクは、高齢者に限らず生活習慣病の人にもあり、長年、糖尿病という方は、自律神経に障害があり、血圧が不安定です。浴槽から出ようと立ち上がったときに血圧がストンと下がりやすい。高血圧や脂質異常症の方では、動脈硬化が進んでいるので、血圧が変動しやすいということがあります。

冬場は脱水に対しての意識が低くなりがちで、身体が乾燥していると脱水症状と同じです。こまめに水分補給をして室内の湿度も40%以上を目指して室内の乾燥に注意してください。夏場に比べて汗をかいていないからいいやと油断しないようにしましょう。

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