はじめに

最近、日に4回ほど検温しているのですが、時間帯によって体温が違うのは分かるのですが計る部位によって違う事がありました。気になったので調べてみようと思ったのが、今回のタイトルの経緯です。私は脇で測るのですが、両脇で温度が違います。心臓に近い、左で測った方が体温が高いのが現状です。
体内の温度は、手足や皮膚に近いところでは低く、体の中心部にいくほど高いことがわかります。手足や顔など、体の末端や表面の温度は、季節や環境温の影響を強く受けます。一方、体の中心部に近いところの温度は、脳や心臓など、大切な臓器の働きを保つために、高く安定しています。この安定した高い温度を「中核温(ちゅうかくおん)」といい、これを測れば、安定した指標としての『体温』が得られますが、体の内部の温度なので日常的には測れません。

検温方法

体内の温度は、手足や皮膚に近いところでは低く、体の中心部にいくほど高いです。手足や顔など、体の末端や表面の温度は、季節や環境温の影響を強く受けます。一方、体の中心部に近いところの温度は、脳や心臓など、大切な臓器の働きを保つために、高く安定しています。この安定した高い温度を「中核温(ちゅうかくおん)」といい、これを測れば、安定した指標としての『体温』が得られますが、体の内部の温度なので日常的には測れません。
では一般的な測り方はというと、

① 口式
舌の裏の奥にあるスジのすぐ横に体温計の先端をあてます。(舌下のいちばん奥にある舌小帯の両側が正しい位置です。ここに体温計の先端があたるようにして差し入れ、口をしっかり閉じます。平衡温になるまでしっかり閉じます。(平衡温になるまで、水銀体温計や実測式の体温計なら約5分以上、予測式なら電子音が鳴るまでじっとしています。

② 脇式
まず脇の汗を拭いておきます。脇の温度は、脇の中心ほど高くなっているため、体温計の感温部を少し下から突き上げるようにして脇の中心に入れ、脇と密着するように脇を軽く押さえます。このとき、下着に感温部が触れると熱の伝導率が変わって正確に検温できないため注意しましょう。

③ 耳式
プロープ(耳内に挿入する部分)を、鼓膜の方向に向けるようにできるだけ深く入れます。耳を軽く後ろに引っ張ると鼓膜の方向に向けやすくなります。耳垢がたまっていると正確に検温できないので、耳の中をきれいにしておきましょう。耳式は、耳の中から出ている赤外線の量をセンサーが検出して体温に置き換える仕組みになっていて数秒で検温できます。

体温が異なる理由

① 測定部位の違い
体温は測定する部位によって異なります。
検温する部位による一般的な温度差は、温度が高い順に 直腸 > 鼓膜(耳)> 舌下(口中) > ワキ と言われています。

② 測定方法の違い
測定方法は、測定する部位によって異なります。測定する部位に応じて正しく測定することが大切です。また、わきで測定する場合、体温計の当て方や、わきに汗をかいていたり熱がこもった状態で測定された場合、その影響を受け測定するたびに異なる数値が表示される場合があります。

日本人の7割くらいは、体温が36.6℃から37.2℃の間なんだそうです。10歳から50歳前後の健康な男女3,000人以上の体温の平均値は、36.89℃±0.34℃(ワキ下検温)でした。この調査によると全体の約7割の人が36.6℃から37.2℃の間に入りました。「平熱」にも個人差があって当然なのです。医学的に正しい測り方をすれば、37℃はむしろ平均的な平熱の範囲内だということがわかっているそうです。しかし、平熱がそもそも低い方は37℃が計測されたら疑わないといけません。

まだまだ、油断ならない状況が続いていますので、うがい手洗いと検温をして体調管理をしてみてはどうでしょうか?

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