はじめに

骨折と聞くと痛々しく感じてしまいますね。
大きな事故などで良く聞く骨折ですが、
いざ自分が骨折や、他人が骨折した状況に遭遇したら
どう対応していいかわからないですよね。
今回は骨折した時の対処法を少しですが紹介致します。

骨折とは

骨は基本的に丈夫な組織で、とくに若く健康な人の骨は日常的な負荷の数倍もの外力に耐えられます。
骨折とは、骨が持つ強度以上の外力が加わったために、ひびが入ったり、折れたり、砕けたりした状態のことです。
骨折には気づかないほどの小さなひびから、命にかかわる重症の骨折まであり、その状態によって治療法が異なります。
大きな骨折や重症の骨折を受傷した人はほとんどの場合、緊急に医療機関へ運ばれて治療が開始されますが、気づかないほどの小さな骨折(ひびなど)の場合は、放置したために骨が癒合(くっつくこと)しないままになることもあるため、骨折については正しい診断と適切な治療が重要です。
また、「難治性骨折」という治りにくいタイプの骨折もありますが、最新の治療法で骨の癒合を促進させることもできるようになってきました。
このように、骨折の治療法は日々進化しています。

応急処置

◆応急処置1 冷やす
氷を入れた袋(氷のう)などで冷やします。氷のうをあてるときは、凍傷を防ぐためタオルなどでくるみ、直接あてないようにしましょう。

◆応急処置2 心臓より上に挙げて安静を保つ
できるだけ腫れを抑えるために、可能なら骨折部を心臓より上に挙げます。また、腫れの増大を防ぐために安静を保ちましょう。

◆応急処置3 添え木になるものをあて、包帯や布で固定する
添え木で固定することにより、骨折部の安静を保つことができます。添え木を骨折部位にきつくしばりすぎないように注意しましょう。(きつくしばりすぎると、血流を妨げる危険があります)

◆応急処置4 肩、肘、腕の場合は、三角巾で支える
スカーフなど適当な大きさの布を三角巾の代用とし、腕をつって支えます

このような応急処置をしたあと、なるべく早く整形外科を受診するか、救急車を呼びましょう。

傷があってそこから折れた骨が見えているような場合(開放骨折)や、高所からの落下などで大きな骨折損傷が予想される場合、命が危ぶまれる場合はすぐに救急車を呼び、専門的な骨折治療が行える病院に運びます。
とくに開放骨折は、受傷後8時間が治療のゴールデンアワーといわれ、遅くなると化膿する危険性が高まりますので、一刻も早く病院に運ぶことが求められます。

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