はじめに

みなさんはサッカー日本代表のシンボルマークでもあるあの黒い鳥のをご存知でしょうか?
そもそもなぜサッカーのマークにあのマークが選ばれたのでしょうか。
気になりますよね。あの鳥にも意味があるわけですので、今回はサッカー日本代表のシンボルマークでもある八咫烏について紹介したいと思います。

八咫烏とは

八咫烏とは、熊野本宮大社の主祭神である家津美御子大神(素盞鳴尊)のお仕えです。日本を統一した神武天皇を、大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、導きの神として篤い信仰があります。
八咫烏の「八咫」とは大きく広いという意味です。八咫烏は太陽の化身で三本の足があります。
この三本の足はそれぞれ天・地・人をあらわす、といわれています。
天とは天神地祇、すなわち神様のことです。地とは大地のことで我々の住む自然環境を指します。
つまり太陽の下に神様と自然と人が血を分けた兄弟であるということを、二千年前に示されていたのです。
日本の歴史における八咫烏の出現はきわめて古く、『古事記』『日本書紀』『延喜式』をはじめ、 キトラ塚古墳の壁画や福岡県珍敷塚古墳横穴石室壁画、千葉県木更津市高部三〇号噴出土鏡、世界最古の油絵である玉虫厨子(法隆寺蔵) の台座にも見ることができます。

サッカー日本代表との関係

明治時代、日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助氏が、熊野那智大社がある和歌山県那智勝浦町出身だったと言うことで、日本サッカー協会は、1987年より日本代表チームのシンホルマークとして、勝利に導く、ボールをゴールに導く神様として「八咫烏(ヤタガラス)」を昭和6年に採用しました。

神話

八咫烏は日本神話において神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されている。また、太陽の化身ともされる。
熊野三山においてカラスはミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)とされており八咫烏は熊野大神(素盞鳴尊)に仕える存在として信仰されており熊野のシンボルともされる。
近世以前によく起請文として使われていた熊野の牛玉宝印(ごおうほういん)にはカラスが描かれている。

咫(あた)は長さの単位で、親指と中指を広げた長さ(約18センチメートル)のことであり八咫は144cmとなるが、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味である。

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