ブラジルのリオのカーニバルとは?
カーニバル(Carnaval)は元来カトリック教会の四旬節の前に行われる通俗的な「謝肉祭」のことですが、今は華やかなパレードを指します。
はじめに
ブラジルと言えば思い浮かぶ中でリオのカーニバルは外せないのではないでしょうか?派手なコスチュームで陽気なサンバのリズムに乗って踊る光景は観ている人達まで盛り上げてくれますね。
このリオのカーニバルはいつ頃からポピュラーなものになったのでしょうか。
今回はブラジルのリオのカーニバルについて少しですが、紹介したいと思います。
リオのカーニバル
カーニバル(Carnaval)は元来カトリック教会の四旬節の前に行われる通俗的な「謝肉祭」のことですが、今は華やかなパレードを指します。
なかでもリオデジャネイロのカーニバルは世界最大のお祭りのひとつとされ、ブラジル内外から約100万人の観光客が殺到するビッグイベント。
四旬節の初日にあたる灰の水曜日(Quarta-feira de cinzas)の前に行われるため期間は毎年変動しますが、大体2月から3月初めの、土曜日~火曜日までの4日間に開催されます。
なお、リオのカーニバルは、各サンバチームによるコンテスト形式となっており、このカーニバルで順位が決まります。
サンバ
サンバとはアフロ・ブラジル文化を代表する音楽とダンスの両方を指し、そのルーツはUNESCOの無形文化遺産として登録されているブラジル北東部バイーア地方のサンバ・ジ・ホーダ(Samba de Roda)とされています。19世紀にバイーア地方からリオデジャネイロの貧民街「ファヴェーラ」(Favela)への移住が進み、その中でサンバ・カリオカ(Samba Carioca)として総称されるリオのサンバが開花しました。
カーニバルのサンバ(音楽)はサンバ・エンヘード(Samba Enredo)と呼ばれ、パルチード・アウト(Partido Alto)およびサンバ・ジ・テヘイロ(Samba de Terreiro)と共にリオデジャネイロのサンバ母体(Matrizes do Samba do Rio de Janeiro)としてブラジルの無形文化財に登録されています。
競技場
現在のメインパレードは、1984年に建設されたサンバ競技場「サンボードロモ・ダ・マルケス・ジ・サプカイ」(Sambódromo da Marquês de Sapucaí)で行われ、スペシャル・グループとAグループが出場します。また、後日行われる、スペシャルグループを勝ち抜いた上位6チームによるチャンピオンズパレードもこの会場です。
リオのサンボードロモはブラジルのモダニズム建築の父とされるオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)により設計され、全長700メートル、約8万人まで収容可能です。
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