健康な成人の平熱は36.5℃から37.1℃の範囲にあり、平熱が36℃以下の場合に低体温と判断され、注意が必要だとされています。

普段の体温、つまり平熱が低くなると血液の循環が悪くなり、白血球が全身に行き届きにくくなって免疫機能が十分に発揮されなくなり、風邪だけでなくいろんな病気にかかりやすくなります。

体温が上がると免疫力が上がるというのは常識になっていて、体温が1℃下がると免疫力は37%下がるとも言われているそうですよ。

免疫力アップのために平熱を上げるにはどうすればいいのでしょうか?

筋肉をつける

筋肉と維持するためにはかなりの代謝エネルギーを必要とし、代謝エネルギーが多ければ多いほど発熱量も多くなります。

筋肉のなかで一番大きな筋肉が太ももの筋肉(大腿四頭筋)で、さらに下半身の筋肉は筋肉全体の70%を占めていますから、筋肉をつけて熱を上げるには下半身の筋肉を鍛えることが効果的です。

筋肉をつけることで体温が上昇して免疫力がアップするだけでなく、基礎代謝のエネルギー源である内臓脂肪の減少も期待できます。

下半身の筋肉を鍛える方法として

スクワット
ジョギング
エレベーターの使用をやめて階段を使う
などの方法がありますが、ハードな運動でキツさがストレスになってしまうと自律神経が上手く働かなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

食べ物に気をつける

食べ物のなかには身体を温めるものと冷やすものがあり、大雑把に言うと冬野菜は身体を温め、夏野菜には身体を冷やすものが多くあります。

また、南国産のバナナやパイナップル、マンゴーなどのフルーツも身体を冷やします。

ほかにもコーヒーや牛乳、ナッツも身体を冷やす食べ物で、冷たい飲み物もそうです。

逆に生姜や香辛料は身体を温めてくれます。

身体を冷やす食材を食べるときには、加熱調理したり身体を温める食材も一緒に摂るようにしましょう。

また、バランスの取れた食生活を送ることは言うまでもありません。

お風呂はゆっくり入る

40℃くらいのぬるめのお風呂に10分くらい浸かると体温が1℃程度上がります。

熱すぎる湯だと交感神経が優位になって興奮状態になったり、のぼせたりしてしまうこともありますので、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることがポイントです。

熱いときにはシャワーだけで済ます人もみえますが、しっかりと浴槽に浸かるようにしましょう。

熱くてたまらないときには、もっとお湯の温度を下げて半身浴でも大丈夫ですよ。

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