昨年からG1昇格となった大阪杯が、今週日曜日に阪神競馬場にて開催されます。中距離路線の実績馬である古馬勢と、それらをまとめて交わしたい明け4歳馬勢の戦いの火蓋が落とされます。テンションも上がってきましたが、メンバーを見る限りでは脳みそ爆発状態で予想も非常に難しい。5パターンほど考えられる展開の中で、どのパターンで勝負するかなと言ったところですね。前回は基礎スピード面では秀でているアルアインと、今回の大阪杯で復活を願うゴールドアクターについて書いてみました。今回は復活の兆しあるサトノダイヤモンドと、唯一の牝馬スマートレイアーについて書いてみたいと思います。

今こそがグランプリホースの復活V!サトノダイヤモンド

昨年のフランス遠征ですっかり意気消沈してしまい大スランプに陥り中のサトノダイヤモンドも出走予定になっています。個人的には明け4歳馬ばかりが目立っているここ最近の競馬界で、実績馬の復活こそがより面白い競馬かなと。ということで、サトノダイヤモンドとゴールドアクターのゴール手前の叩き合いが見たい!ただそれだけですね。前走の金鯱賞の感じからして、特に悪くはないなと感じ、上がりタイムはメンバー最速を叩き出しているので徐々にではありますが復調してきているなと思っています。中京コース特有のペースがあまり上がりずらいことで、結局は直線のキレ勝負となってしまいスワーヴリチャードや好位にいたサトノノブレスには追いつかなかったものの、今回の舞台が阪神競馬場ということで、いくらなんでもスローからの一瞬の脚といった流れにはならないのかなといったところでしょうか。ルメール騎手が今回騎乗予定の戸崎騎手にアドバイスしたことは、エンジンのかかりが遅いという点。戸崎騎手特有の追いつかずに終わるがプラスαとなり不安要素はたくさんあるものの、ここはサトノダイヤモンドのポテンシャル面を信じたい。今回のメンバー内では1番不気味な存在で、1番頼りたい一頭です。何度も言うようですが、ゴールドアクターとの優勝争いが見たい。実現したら泣いているでしょうね。

牝馬8歳でラストチャンスか!?スマートレイアー

昨年の秋の京都大賞典では、トーセンバジルやシュヴァルグラン、ミッキーロケット等を出し抜き優勝し、勢いそのままに挑んだ香港カップでは不利があったものの5着と好走している、今年8歳となったスマートレイアーも出走予定です。いよいよ年齢的にもG1挑戦がギリギリとなってきたこともあり、そろそろここ等で勝ち切らないとチャンスがどんどんなくなるのかなといったところですが、トップスピード持続戦となった場合は斤量差含めて侮れない一頭かなと。スマートレイアー的には前半ゆったりで後半特化型になればなるほど良いのですが、キレ勝負となるとそれはそれで違った話し。こと阪神競馬場にてそんなことはありえなく、徐々にペースが上がり出し切れる馬の方があっていると思うのでスマートレイアーは馬券圏内で考えても良いとも考えています。もともとがマイル路線で活躍していたが、京都大賞典で勝ちきることで2000mはまったく苦にしないはず。特に2400mの距離でシュヴァルグランを撃破しているので実力は問題なし。あとは武豊騎手から四位騎手乗り替えでどう出るか?ですが、個人的にはオッズが下がるので大歓迎かなとも思っています。流石に1着予想はしないものの連対することも視野に入れています。

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