先週の日曜日に阪神競馬場にて開催された第52回フィリーズレビューは北村友一騎手騎乗の8番人気リバティハイツが、先団から中団からの追走から最後の直線で抜け出て優勝し、重賞レース初制覇となりました。鞍上の北村友一騎手と本馬を管理する高野調教師ともに、このレースは初勝利となりました。2着には半馬身差で藤岡康太騎手騎乗の2番人気アンコールプリュが、3着にはクビ差で岩田康誠騎手騎乗の5番人気デルニエオールが入ったレースでした。尚、1番人気に推されたモルトアレグロは10着で惨敗といった感じでした。

レース内容

スタートは2番人気のアンコールプリュが出遅れた以外はほぼ全頭揃ったスタートでした。少し行ったところでアマルフィコースト鞍上の浜中騎手が落馬するというトラブルがあり、アマルフィコーストはここで競争中止となりました。レースに戻り、ラブカンプーが前へ行き、それを追ってアルモニかが先行先団へ。内からモルトアレグロとアドモアゼルが前二頭に応戦し激しい先行争いになった感じでした。そこから2馬身ほど離れてギンコイエレジー、後ろからデルニエオールとリバティハイツが並んで追走。メイショウコゴミ、ビリーバー、アンヴァル、アリアも進出し、後方にはレッドシャーロット、イサチルルンルン、ナディア、コーディエライト、すたと遅れたアンコールプリュ、そして最後方にはスウォナーレという展開でした。最序盤で激しい先行争いとなったためか、前半600m通過が33秒7とかなりのハイペース。結局先頭にはラブカンプーが立ち1馬身のリードで馬群を引っ張る状態でした。4コーナーを回った時点でアンコールプリュがリカバーした状態で中団まで押し上げての直線。先頭のラブカンプーのリードはジリジリとなくなり残り200mでアルモニカに並びかけられ、完全に叩き合いの激しいレース。馬群からデルニエオール、リバティハイツ、そして遅れてアンコールプリュが猛烈な末脚で坂を駆け上がると先頭争いをしていたアルモニカ等を交わして一気に入れ替わり、その中で脚を伸ばしてきたリバティハイツが先頭でごーる。アンコールプリュも勢いよく猛追したものの、スタートで出遅れたのが大きく影響し届かず終いでした。

リバティハイツ

勝ったリバティハイツはここまで4戦で2-1-1-0と連対率100%。前走はコーディエライトに先着されていましたが、今回のフィリーズレビューで見事にリベンジ。コーディエライトあたりとまともにやりあえているところを見る限り、次走の桜花賞も問題ないかなと考えています。距離も延長となるもののマイルくらいは許容範囲の末脚をみせていたので、こちら大丈夫かなと。本線は更に相手関係が強化されるわけですが、スプリントからマイル路線を牽引できるというところを桜花賞で証明して欲しいところですね。ラッキーライラックやリリーノーブル、アーモンドアイあたりとどう渡り合えるかが見ものです。

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