新井貴浩

広島カープのベテラン選手といえばやはりこの方ではないでしょうか!?
そうです、新井貴浩選手です。

1998年のドラフトで駒澤大学を経てドラフト6位で広島カープに入団。
大学当時は、秋のリーグ戦で打点王に輝くものの、パンチ力もなく、守備にも課題があったため、ドラフトで指名される確率も高い選手ではありませんでしたが、大学の先輩にあたる野村謙二郎氏の自宅を訪れ、自らバッティングのアピールをしたとのエピソードがあり、その縁で、野村謙二郎氏が推薦してくれ、指名に至ったという経緯があります。
入団1年目から試合に出場し、着実に実力をつけていき、3年目にはレギュラーを奪取。2005年のシーズンには43本のホームランを放ち、ホームラン王のタイトルを獲得するなど、チームの顔にまで成長しました。
しかし、2007年のシーズンオフに、FA宣言をし、阪神タイガースに移籍。広島カープを離れてしまいました。当時は、広島ファン多くのバッシングを受け、移籍後の初対戦では、新井選手のユニフォームがグランド内に投げ込まれるというエピソードがありました。
阪神タイガースでもレギュラーとして活躍していましたが、2014年シーズンで、腰痛で思うような結果が残せず、レギュラーも剥奪されてしまい、新天地を求めて自由契約となりました。
この際、メジャーリーグで活躍していた黒田博樹氏に背中を押される形で、黒田博樹氏とともに広島カープに復帰。
最初は、ファンからのバッシングはありましたが、徐々に結果を残し、ファンからの信頼も回復し、再度、広島カープの顔として認められました。
2016年シーズンでは、新井選手の活躍もあり、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。自身初のMVPにも輝きました。優勝を決めた試合での黒田博樹氏との抱擁は涙なしには語れませんね。
現在、41歳の新井貴浩選手ですが、今でもチームの顔であり、なくてなならない存在です。今シーズンもここぞという時の活躍を期待しています。

石原慶幸

守備の要、投手陣を支えるベテランといえば、石原慶幸選手ですね。

2001年のドラフトで東北福祉大学を経てドラフト4位で入団。
大学時代は、大学日本代表、シドニーオリンピックの日本代表にも選出されるほどの実力者でした。
入団3年目にレギュラーを奪取。それ以降は、広島カープ投手陣を支える扇の要として広島カープを支えてきてくれました。当時、球界No. 1と言われていたほどの高いキャッチング力の技術を持ち、近鉄バファローズなどで活躍した藤井彰人からは、「投げる、捕る、止める。ずっと石原が一番うまいと思ってきましたよ」と評されていました。
2016年のシーズンには、リーグ優勝に貢献し、自身初のゴールデングラブ賞、ベストナインを獲得するとともに、自身3度目となる最優秀バッテリー賞を野村祐輔選手とともに受賞しました。
現在38歳の石原選手。レギュラーは會澤選手に譲る形となってしまっていますが、リード力、キャッチング力は未だ健在。投手陣からの信頼も非常に高いので、今後もチームを支えて行って欲しい選手の一人です。