切り干し大根は生の大根よりも栄養価がはるかに高い!

切り干し大根は、大根を細切りにし、天日干しにした乾燥野菜で、水に浸すことで戻し、煮物で和食小鉢などでよく使われている食材です。
乾燥野菜なので日持ちも長く、家庭でも重宝されている切り干し大根ですが、実はこの切り干し大根、生の大根に比べて格段と栄養価が高いです。
高い理由は、干した事に秘訣があります。
太陽の光を浴びると大根の旨味が糖化され大根そのものの栄養素が凝縮される為と、干した事により、紫外線や酵素で縮合反応が起きて更に栄養価がアップするからです。
 
 
そして生の大根と比べて、どれだけ栄養価が上がってるかというと、
なんとカルシウムは約23倍、カリウムは約14倍、食物繊維は約16倍、ビタミンB1・B2は約10倍も増えているのです!
カルシウムは歯や骨を丈夫にする、動脈硬化、高血圧予防、イライラ防止。
カリウムは、高血圧予防、筋肉弛緩作用、余分なナトリウムを排出する役割、むくみ防止、疲労回復。
食物繊維は、便秘解消・美肌効果動脈硬化予防、
 ビタミンB1・B2は、食欲増進、冷え性予防、エネルギー代謝促進、疲労回復、健康な皮膚、髪、爪の成長促進。

これだけの効果のある成分が凝縮されてるのが切り干し大根なのです。

腸内フローラを良くする

切り干し大根のもう一つの素晴らしいところ。
それは腸内フローラを良くする働きがあります。
切り干し大根には腸内フローラに棲む細菌たちの御馳走「食物繊維」が多く含まれています。

そして腸内フローラが良くなる事によって、善玉菌が増えて便秘を解消します。
切り干し大根に含まれる不溶性食物繊維は消化されないため、大腸に届くと善玉菌の養分になり、悪玉菌を排出してくれます。善玉菌は排便に欠かせない蠕動(ぜんどう)運動を助ける役割をもっているため、便秘解消に効果があります。

またコレステロールを減らし大腸がんを予防もしてくれます。
この食物繊維のリグニンは、コレステロールを減らし、善玉菌を増やす役割があります。

更にはダイエットにも効果的で脂肪の蓄積を抑え肥満を防止してくれます。
バクテロイデスという日和見菌(通称「ヤセ菌」)が食物繊維を養分として短鎖脂肪酸という物質を出し、短鎖脂肪酸は血液を介して身体中に運ばれ、余分な脂肪の蓄積をおさえるため、肥満防止にも役立ちます。
切り干し大根と一緒に納豆や漬物などの発酵食品や玉ねぎやゴボウなどのオリゴ糖を含むものも食べると、これらも腸内フローラを整えてくれる食品であるため、相乗効果が期待できます。

糖分も高くなってるので食べ過ぎは注意!

食べると、これだけ健康的になる切り干し大根なのでたくさん食べたい方も多いでしょうが、食べ過ぎには注意です!
実は、切り干し大根は栄養価とともに糖質も凝縮されており、糖質が高い食品でもあるのです。大根は生の状態で100g中約3gの糖質を含みますが、切干大根になると100g中47gも増えています。
 幸い切り干し大根は通常、1食10g程度ですので、1食分の糖質は4.7gとなり、普段通り食べればさほど問題はありませんが、勢いよく食べ過ぎにはないようにしましょう。

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