3日目終了!Mスポーツのエバンスが11.5秒の僅差で首位堅守!

WRC第5戦ラリー・アルゼンチンは競技3日目が終了。前日から引き続き、Mスポーツのエルフィン・エバンスが総合首位をキープ。総合2番手には11.5秒の僅差でヒュンダイのティエリー・ヌービル。総合3番手は順位を上げたオット・タナクがつけている。

明日の競技最終日は、エルコンドル‐コピナ、ミナクラベロという名物ステージで構成される3ステージ。エバンスが11.5秒差を守って自身初勝利を飾るか、あるいはヌービルが逆転し今シーズン初の2連勝を達成するのか、目が離せません。

首位エバンスは後半でタイム伸ばせず、ヌービルが首位猛追!

競技3日目はSS10〜SS15の6ステージ。3つのステージを2度ずつ走行する構成。首位のエバンスに続く、マッズ・オストベルグ、ヌービル、セバスチャン・オジエ、オット・タナクら4人のドライバーによる熾烈な2番手争いが注目を集めた。

オープニングステージとなるSS10では、エバンスがベストタイム。2位につけていたオストベルグは油圧系統のトラブルにより、このステージ8番手タイム。これによりヌービルが総合2番手に浮上した。

最長ステージのSS11では、タナクがステージ3番手タイムでチームメイトのオジエを逆転し、総合4番手に浮上。また午前中のSS12終了時点で、総合首位エバンスと2番手ヌービルの差は44.1秒にまで縮まった。

ラリーはサービスを挟んで午後の部へ。SS13でベストタイムをたたき出したタナクがオストベルグをかわして総合3番手に順位を上げる。

SS14ではヌービルとタナクの2台がトップタイム。総合4位のオストベルグがマシンを破損し戦線離脱となった。さらに首位のエバンスはリヤディフューザーを失ったことで、大きくタイムロス。ヌービルから遅れること15.1秒のステージ6番手タイム。

この日最後のSS15では、ヌービルが2連続ベストタイムの快走。エバンスはマシンのフィーリングが悪くタイムを伸ばせずにステージ6番手タイム。この日最後の2ステージで首位のエバンスと総合2位のヌービル、ふたりの差は僅か11.5秒と一気に縮まった。

WRC - 2017 Rally Argentina - Day 3 part 1 - YouTube

出典:YouTube

トヨタ、ラトバラが5位、ハンニネンが7位に浮上!

前日と比べてフラットなコースではあったが、荒れた路面が多く、前日に続き多くの車両が大きなダメージを負った中、トヨタのラトバラはラフな路面を堅実に走りきった。午後のステージではダンパーの破損や、ウォータースプラッシュを通過した際の大きな衝撃でフロントウインドウが割れるなどのトラブルはあったが、2日目から順位を一つ上げ、総合5位に順位を上げた。

一方、ハンニネンは午前中にパワーダウンの症状が再発はしたが、前日よりも順位をふたつ上げ、総合7位で走り切った。

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