2006年 第78回大会準々決勝 早稲田実VS関西

高校野球 2006・センバツ みんなの甲子園ED 早稲田実業vs関西 - YouTube

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早稲田実業の引き分け再試合といえば、あの北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹選手とヤンキースの田中将大選手擁する駒大苫小牧との夏の決勝戦が有名ですが、同じ年の選抜でも早稲田実業は引き分け再試合を行っています。それが準々決勝の関西高校との戦いでした。
7-4と早稲田実3点リードの9回裏に関西が追いつき延長戦へ。
そのまま、早稲田実業・斎藤佑樹、途中から登板した関西・ダース・ローマシュ匡との投げ合いの末、7-7引き分け再試合となりました。
続く再試合も壮絶なシーソーゲームでした。
8回裏に関西の下田選手の逆転2ランホームランで4-3するも、早稲田実最後の攻撃となる9回表1アウト1塁の場面で、船橋選手のライト前ヒットを、関西のライト熊代選手がまさか後逸。
転々と外野にボールが転ぶ中、打った船橋選手は一気にホームに返り逆転。
その裏の関西の攻撃エラー、四球、内野安打で2アウト満塁一打逆転の場面を作る、4番打者安井のキャッチャーへのファウルフライで3アウト、5-4で早稲田実が勝利。サイレンと同時に降り出した季節はずれの雪が2日間の激闘の幕を引きました。
この試合1番印象に残っているのが、逆転を喫したエラーの後、エラーした熊代選手がミスをしたショックで涙し、しばらくベンチに戻れずにいたシーンで、いかに大舞台のミスの怖さが伝わるある1シーンでした。。
マー君の駒大苫小牧との決勝戦再試合の影に隠れていますが、こちらも壮絶な死闘で、高校野球史に残る名勝負として語り継がれてほしい戦いの一つです。

2003年 第75回大会 準々決勝 花咲徳栄VS東洋大姫路

【センバツ名場面】 東洋大姫路vs.花咲徳栄 - YouTube

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初の準々決勝進出を果たした埼玉の花咲徳栄のエース・福本真史と東洋大姫路のエース・グエン・トラン・フォク・アンとの投げ合いは、投手戦となり無得点のまま9回終了、延長戦に。10回表、花咲徳栄が2アウト2塁からタイムリーで先に1点先取したが、10回裏東洋大姫路も1死1、3塁から犠牲フライで同点に追いつく。最後のイニングとなる15回表、花咲徳栄は二塁への内野安打が野手のエラーを誘い、走者が還って1点勝ち越し。しかし15回裏の東洋大姫路も、2死3塁からショートゴロで万事休す、と思われたが遊撃手がボールをグラブから落として失策、土壇場でまた同点に追いついた。結局スコアは2-2の同点で決着着かず、引き分けのまま延長15回で試合終了。
両投手共に延長15回を一人で投げ切り、球数も200を超える熱投でした。
再試合は、両チームのエース福本・アン各投手が先発を回避、控えの投手がそれぞれ登板しましたが、前日とは打って変わって序盤から終盤まで点を取り合うシーソーゲームの展開。

5-4と東洋大姫路が1点リードして迎えた9回表、8回から途中登板した東洋大姫路・アン投手から花咲徳栄が、2死2塁からタイムリーツーベースで土壇場で追いつき5-5の同点に。9回裏の東洋大姫路は無得点で延長戦へ。

延長10回表の花咲徳栄は無得点。その後延長10回裏、東洋大姫路はノーアウトから3塁打を放ち絶好のチャンス。絶体絶命となった花咲徳栄は無死満塁策を取ったが、9回からマウンドに上がった花咲徳栄・福本投手は、東洋大姫路の打者・野崎の時に2ストライク・2ボールからの5球目、捕手のミットから大きく外れたボールを投げてしまいワイルドピッチ。ボールがバックネット方向へ転々とする間に、東洋大姫路の3塁走者が生還してサヨナラ勝ち。余りにあっけない幕切れであったが、2日間にわたる熱戦は高校野球甲子園大会では春夏通じて、引き分け再試合での初の延長戦へもつれ込み合計25イニング目で決着。試合時間合計5時間24分の大死闘でした。

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