ハマー(HUMMER)

ハマー(HUMMER)は、かつて存在したアメリカの自動車メーカー・ゼネラルモーターズ(GM)のSUVブランド。1992年に設立され、18年間使用されたのち2010年に廃止された

ハマーの歴史において、ハンヴィーの存在は欠かせません。
ハンヴィー(HMMWV:=高機動多用途装輪車両)とは、アメリカ軍で用いられていた軍用車両の総称です。
軍用に武装されたジープより更に大きなオフロード軍用車となり、米AMゼネラル社によって供給されていました。
このハンヴィーを俳優アーノルド・シュワルツネッガーの要望により市販化したのが「ハマーH1」と呼ばれるモデルです。
その後ハマーの名称を譲り受けた米ゼネラルモータースがSUVブランド「ハマー」を1992年に立ち上げ(製造はAMゼネラル社)。
これにより一般にもハマーが普及し、現在のイメージが定着していきました。

ハマーの車種を紹介したいと思います。

ハマーH1

H1はハンヴィーをベースに市販化したモデルです。
エンジンやインテリアなど一部箇所は市販乗用車用にアレンジされていますが、ボディやシャーシといった基本構造はハンヴィーと全く同じです。
軍用車そっくりの見た目と性能を味わえるという事で、一部のコアな層を中心にヒット。
各国の軍用車両や災害車両としても普及していき、ハマーブランドを一躍世間に知らしめました。

ハマーH2

日本でも人気があるのはH2ですね。
2002年より発売開始された「ハマーH2」。
ハマーH2は、H1のデザインを躊躇しつつメカニズムはシボレーのSUV「シボレー・タホ」をベースに開発されたモデルとなります。
H2はH1の直接的な後継機ではなくサイズも一回り小さくなりますが、手軽にハマーの魅力を味わえることもあり大ヒット。
ライト層やカスタムカー層などにも普及しハマーブランドをより浸透させていきました。

ハマーH3

H2よりさらに小型化、低価格化した「ハマーH3」を2006年に発売開始。
こちらもH2と同じく幅広い層に普及しハマーブランドの発展に一躍買いました。
ハマーの中では小型で豊富なシートの調整も出来るため女性でも扱いやすいです。
ハマーは好きだが、H2では大きすぎるし、左ハンドルしか選べなかったため、購入を躊躇していた人も多いかもしれない。しかし、H3であれば、日本の道路事情下でもあまり問題なく乗れるだろうし、さらには右ハンドル仕様が加わったことで、非常に現実的な選択肢になったはず。

最後に

今でも中古車市場でも人気のハマー
しかし燃費が悪いや日本の道路ではハマーは大きすぎなど時代の流れもあり、あまり見かけなくなってきていますが、ハマーと言えばあの大きさに黄色のボディは日本の道路では間違いなく目立っていました。今ではハマーのリムジンやタクシーもありイベント事に使われる事も、折り畳み自転車でもハマー自転車もあり目立ちたい方やハマー好きな方にはオススメです。

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