今週末は、東京競馬場 11R 3歳 芝2,000メートルの闘い、「弥生賞GII」が開催されます。
皐月賞を占うとても重要なレースです。
3歳馬のレースというだけに、実戦が少なくデータというデータは揃いきれていないので、結局は、血統を重視する部分もありますね。
昨年はマカヒキ、エアスピネル、リオンディーズが激突した弥生賞。
過去に弥生賞を勝った馬と言えば、有馬記念二年連続勝ったシンボリルドルフや、その子たちが大活躍しているディープインパクト、更にアドマイヤムーンにヴィクトワールピサなど、とにかくG1でも強かった名馬揃い。ここ最近の話をすると、一昨年は、先日、京都記念2連覇を決めたサトノクラウン、昨年はレースレコード記録のマカヒキと、やはり改めて見ると、このレースで勝てる=立派な重賞馬という証明になりそうです。
今回もクラシック目指す息の荒い名馬揃い。そのなかで連対に名を連ねそうな馬をご紹介します。

カデナ

ディープインパクト産駒らしく、追込みを特徴とする脚質の持ち主です。
ここまで4戦2勝。注目すべきは、上がり3Fのラップタイム。
前走となった京都競馬場で行われたラジオN杯京都2歳S 芝2,000メートルでは33.6を記録。
最後の直線で一旦は抜け出したヴァナヘイムを難なく抜き去り、終わってみれば-0.2差で圧勝。今回の出走はそれ以降のレースとなります。
ちなみに、その前を見ても33.4と追込み馬に最も必要とされる残り600メートルからのスパートの強さを持つ馬。インで馬群に飲まれることなければ、間違いなく連対に名を連ねるどころか、4コーナーから一気に抜け出しそうな雰囲気を持っています。
カデナの走りに期待です。

グローブシアター

キングカメハメハ産駒。グローブシアターの母はシーザリオ、そして昨年の弥生賞でもマカヒキに次ぐ2着となったリオンディーズに、ジャパンCでジャスタウェイを制したエピファネイアを兄に持つ純血統の良血馬です。ここまで2戦1勝の成績で、前走となったホープフルSでは1着のレイデオロから-0.4差となる3着フィニッシュ。上がり3Fも36.2と精彩を欠いた結果となりました。脚質としては、中団から様子を見ながらといった展開が予想されます。
同レースの兄のエピファネイアは4着、リオンディーズは2着と勝てていないだけに、少し期待値は低いですが、もし早咲きであればそこは純血統。爆発する可能性は大です。

ブレスジャーニー

バトルプラン産駒。ブレスジャーニーはアメリカ馬とのハーフです。
ここまで4戦3勝。サウジアラビアRCや東京スポーツ杯2歳SなどのGIII重賞レースでも既に2勝しているだけに、連対に名を連ねる確率はかなり高い馬です。
ただ気になるのは体調面。少し体調を崩しているということなので、ひょっとしたら今回は回避する可能性あるようです。
体調万全で出走となれば、今回の弥生賞の連対に名を連ねる可能性大といったところでしょうか。

・・・とは言え、本命は!?

その他にも、2連勝中のダイワキャグニーや、メンバーに恵まれての勝利とはいえ京成杯で勝ったコマノインパルス、きさらぎ賞3着のダンビュライトに里見オーナーのサトノマックスなど、今後の重賞レースに顔を出しそうな面子も揃っている感じです。
それでも、この面子からいってカデナが本命になりそうです。

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