3月から遂に相撲の本場所が始まります。
舞台は大阪。稀勢の里が横綱となって初の本場所ですので、注目が集まりそうです。

その三月場所が始まる前に、ちょっとした相撲の知識を身につけておくのも良いかと思います。

稽古を見た瞬間に力士の位がわかる?

本場所が近づく各部屋での稽古の映像がニュースで流れたりしますよね。
この稽古風景を見ただけで、細かくまではさすがにわかりませんが、力士の位がわかります。
こちらが相撲の稽古風景です。

違いがわかりますでしょうか。
廻しの色が白と黒で2種類ありますね。この色の違いに力士の位の差を表しています。

白の廻し。
この廻しを着けるれるのは、十両以上の関取だけです。
幕下以下の力士は黒色の廻しと決められています。上下関係が厳しい番付社会の相撲界で、力士は初めて白い稽古廻しを締めたことで自分の番付が昇したことを感じると言われています。

このように稽古で着ける廻しの色で番付を表していますので、ニュースなどで稽古風景見るだけで、その力士が十両か十両じゃないかがわかってしまうのです。
さらに幕下以下の力士は、本場所でもこの稽古廻しを使用して取り組みをしています。

また。稽古風景で、本場所で着ける廻しうを着けて稽古している時は、新十両となったか、新しく新調した廻しを慣れる目的で行なっているものなので、見れた時は、おっと思ってもえらえればと!

相撲取りは全員関取とは呼べない

お相撲さんの事を、関取と呼ぶ事や、耳にした事もあると思います。
この関取という呼び名は、お相撲さん全員に使える呼び名ではないのです。

相撲の世界に番付があるのはご存知だとおもいます。
この番付は、上から幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口、前相撲となっています。
幕内は区分けされていて、上から横綱、大関、関脇、小結、前頭ですね。

こな中で関取と呼んで良いのは、幕内、十両のみです。
『関取』と呼ばれる由来は「名乗るだけで関所を通れる」からだそうです。

実は簡単に呼べない関取。
新十両の方を見た時に、『おっ。遂に関取になったか。』呟くと、違いのわかる男だと、周りから羨望の眼差しで見られる事間違いなしですね。

そしてこの、幕内・十両には人数制限があります。幕内は42名以内。十両は28名以内。
つまりこの世に関取と呼べる方は、最大76名しかいないんですよね。かなりの狭き門ですね。

相撲由来の言葉

この世には、相撲由来の言葉が何個あります。その中から、ほぉ〜と言えそうな言葉を抜粋しました。

【揚げ(上げ)足を取る】
人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりなど、相手の隙・失言をつきまくる時に使われる言葉。
これは、相撲の取り組みにおいて、相手が技をかけようと足を揚げる、その足を意味を意味し、「揚げ足を取る」とは、その足を取って逆に相手を倒す相撲での返し技の言葉が由来と言われています。

【序の口】
物語やイベントで、まだまだはじまったばかり、これから先がもっとある時に用いられる言葉です。
この由来は、相撲の番付の『序ノ口』が由来です。
番付において1番下となる序ノ口。これから先、相撲界でのし上がって行くまで長いという事で、この番付の名称が、だんだんといろんな世界で使われるようになりました。

【八百長】
勝負事で、一方が前もって負ける約束をしておいて、うわべだけの勝負をすることで使われる言葉。良くない行為ですね。
この由来は明治時代の話になり、八百屋の店主「長兵衛(ちょうべえ)」に由来するといわれています。

八百屋の長兵衛は通称を「八百長(やおちょう)」といい、大相撲の年寄・伊勢ノ海五太夫と囲碁仲間であった。
囲碁の実力は長兵衛が優っていたが、八百屋の商品を買ってもらう商売上の打算から、わざと負けたりして伊勢ノ海五太夫の機嫌をとっていた。

しかし、その後、回向院近くの碁会所開きの来賓として招かれていた本因坊秀元と互角の勝負をしたため、周囲に長兵衛の本当の実力が知れわたり、以来、真剣に争っているようにみせながら、事前に示し合わせた通りに勝負をつけることを八百長と呼ぶようになったらしいです。

いかかでしたでしょうか

国技の相撲。
歴史が古いので、色々なネタがあります。
ただ単に観戦するだけでなく、少し知識を入れて観戦すると、また違った感じになるかと思いますので、相撲観戦いかかでしょうか?

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