美味しいけど、あたるのは心配、、、

「牡蠣」にあたる人が多いのは、ノロウイルスの感染が原因といわれています。「牡蠣」はプランクトンを餌として中腸腺と呼ばれる内蔵部分に取り込みますが、その際に同時に取り込む海水の中にノロウイルスが含まれ、蓄積されてしまう場合があるそうです。また、「生牡蠣」を調理する過程で腸炎ビブリオや大腸菌など、ウイルスや菌が混入してしまうこともあり、運悪くそういった経緯を経た「牡蠣」を食べると、当然のことながら体内にウイルスや菌を取り込んで感染してしまうそうです。

体調の優れない人や、抵抗力の弱いお年寄りや子どもなどは往々にして体がウイルスや菌に負けてしまいがちですが、ノロウイルスは中心温度85度で1分間以上の加熱を行うことで、死滅することがわかっています。そのため牡蠣フライのようにしっかり加熱調理したものは、食中毒の発生率も大きく下がることが確認されているそうです。

海のミルク「牡蠣」は栄養豊富!

「牡蠣」はビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、亜鉛などのミネラル類やタウリンなどを豊富に含み、滋養強壮にぴったりの完全栄養食品と言えます。

また「牡蠣」に含まれるたんぱく質は全て必須アミノ酸で、非必須アミノ酸も12種類以上含まれています。そして、人間の活動源であるグリコーゲンもたくさん含まれており、貝類ではトップクラスの含有量になります。

「牡蠣」に含まれるタウリンには、肝機能の高める働きがあり、『肝機能の改善』に効果があります。またタウリンには疲労に関係する乳酸を抑えるので、『疲労回復』の効果も備えています。また豊富に含まれるビタミンB群や鉄が『貧血予防』に、亜鉛には『味覚を正常に保つ』ことで味覚障害の予防や、『免疫力の強化』効果により、インフルエンザや風邪の予防にも効果が期待できます。

加えて、『精神安定』作用のあるカルシウムも豊富なので、ストレス予防にもぴったりです。

もちろん食べ過ぎは注意!

栄養価が高いだけにカロリーが高いと思われがちですが、牡蠣は一個約10キロカロリーと以外と低カロリーです。

しかし、痛風の原因となるプリン体が多かったり、体調次第ではノロウイルスに感染しやすかったりと、注意が必要なのも事実です。

1日何個まで、、、という決まりはありませんが、亜鉛の含有量で考えられることが多いようで、5個くらいという見解が多いようです。栄養もありし、美味しいからと言って、食べ過ぎには注意しましょう!

関連するまとめ

旬のものは美味しいですよね。秋が旬のお魚たち。

流通や養殖技術の発達で、1年中美味しい魚が食べれるようにはなりましたが、やっぱり天然もので旬のお魚は、格別に…

もずくの効果が凄いんです!

今度私も朝食はもずくだけにしようかと考えています。

スーパーフードの一つ!ケールの持つ力とは?!

昨年話題となって注目が集まったスーパーフードのケール。 青汁や緑黄色野菜に多く含まれているイメージですが、ど…

関連するキーワード