口内炎とは?

口内炎」とは、口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。

口内炎にもできる原因や、傷の種類が様々あります。
それを理解した上で対処法を見てみましょう。

主な口内炎の種類とその原因

口腔内の傷からの発症(カタル性口内炎)

歯で思わず噛んでしまったり、虫歯や歯が欠けて鋭利となった箇所が口腔内に傷を作ったり、その後に口内炎になる経験ってありませんか?「カタル性口内炎」は、入れ歯や矯正器具が接触したり、ほおの内側をかんでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。アフタ性とは異なり、境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。また、味覚がわかりにくくなることもあります。

栄養不足からの発症(アフタ性口内炎)

口内炎になるケースで一番多いケースなのが。この「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足などが考えられており、特にそのなかでもビタミンB群(ビタミンB 8種類)の不足が大きな要因とされています。

アフタ性口内炎にかかると、赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍が、ほお・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。小さなものが2~3個群がって発生することもあります。普通は10日~2週間ほどで自然に消滅してあとは残りません。若い人に多くできる傾向があります。
なかなか治らないとき、範囲が広いとき、何度も再発するときは、ベーチェット病などほかの病気の一症状であったり、くすりが原因の場合もあるので、すぐに病院へ行きましょう。

ウイルスや細菌の増殖が原因の「ウイルス性口内炎」

ウイルスが原因で起こる口内炎もあります。単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」や、カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌の増殖が原因の「カンジダ性口内炎」などがあります。そのほかにも、梅毒・淋病・クラミジアなど、STD(性行為感染症)による口内炎も知られています。
ウイルス性口内炎に多くみられる多発性の口内炎は、口の粘膜に多くの小水疱が形成され、破れてびらんを生じることがあり、発熱や強い痛みを伴うことがあります。

口内炎の対処法

生活習慣の改善

主にアフタ型口内炎の治療に効果的です。過労や過度なストレスを溜め続けていると、栄養の消費も激しく吸収も難しくなります。バランスの摂れた食事と十分な睡眠は口内炎から身を守ります。

食事だけでは十分な栄養を摂取できない場合は、チョコラBBなど、ビタミンBやCの入ったサプリメントを服用して補うと良いでしょう。また刺激物となる喫煙やアルコールも控えることで、治癒を促進します。

細菌の繁殖を防ぐ

主にカタル性口内炎に効果的です。口腔内には常に多くの細菌が棲んでいますので、歯磨きをしっかり行い、手洗いやうがいを怠らないことで細菌の繁殖を未然に防ぐことができ、口内炎の発症リスクを抑えることができます。

また歯磨き以外に、うがい薬や食塩水で口を濯ぐのも効果的です。

特に食塩水はかなりの殺菌効果があるそうなので有効です。

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