鹿島アントラーズ、リーグ最多8度目の優勝!!

明治安田チャンピオンシップ(CS)決勝第2戦が3日に行われ、鹿島が浦和を2-1で破り、CS通算1勝1敗で2戦合計2-2と並んだ。これによりアウェーゴール数で上回った鹿島が逆転優勝。7年ぶり、リーグ最多8度目の優勝を果たした。これで鹿島の国内三大タイトル(リーグ、天皇杯、ルヴァン杯)は合計18に達した。

鹿島はクラブW杯に出場も決め、8日の一回戦でオークランド(ニュージーランド)と横浜国際総合競技場で対戦する。浦和は10年ぶり2度目のJ1制覇を逃した。

エース金崎の2得点で逆転優勝!!

前半は鹿島ボールでキックオフ。浦和は7分、スローインから右サイドをかけがったMF高木が中央へ折り返すと、ペナルティアーク付近でフリーになったFW興梠が右足でボレーシュート。ボールはゴール左隅に決まり、浦和が先制。すると、鹿島は40分、中盤で奪ったボールを右サイドに展開。右サイドを駆け上がったMF遠藤が中央へクロスを上げると、逆サイドから走ってきた金崎が頭で合わせ、ネットに突き刺した。エースの得点で鹿島が同点に追いついて前半を終えた。

後半34分、鹿島はカウンターから前線に抜け出した鈴木がペナルティエリア内に進入。後ろから来た浦和の槙野に倒されPKを獲得。これを金崎がゴール左に落ちていて決め、試合をひっくり返した。浦和はこの後、DF槙野を前線に上げパワープレーに出るなど、猛攻を見せたが得点を奪えず。鹿島が逆転で年間優勝を決めた。

年間順位3位からの下剋上で浦和を破る!!

年間勝ち点で浦和よりも15点も下の鹿島が年間王者に。過去10回のCS(昨季は決勝)では年間勝ち点が少ないチームが6勝4敗と勝ち越し。鹿島は98年と01年(ともに磐田戦)も年間勝ち点が下ながら優勝を経験し、今回が3度目。特に01年は年間勝ち点71の磐田を、17点も下だった同54でCS勝利。今回はそれに次ぐ勝ち点大差での下克上となった。

第1ステージ覇者の鹿島は第2ステージでは11位。過去2ステージ制の年間王者が優勝を逃した方のステージで順位が最も低かった例は99年の年間王者・磐田が第1ステージ優勝後の第2ステージでの12位。2桁順位からの逆転Vは2度目だ。

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