ゆずの特徴

特有のさわやかな香りが特徴の「ゆず」。酸味が強いので生食はできませんが、果汁を絞ったり皮を薄くスライスして、料理の香り付けや飲料、お菓子などに利用します。ゆずの原産地は中国で、長江(揚子江)の上流あたりと考えられています。日本へは奈良時代には渡来していたといわれ、また平安時代の「倭名類聚鈔」においても「柚」は登場しているので、古くから日本人になじみのある柑橘といえます。ゆずは1年を通して流通していますが、旬は11月から12月頃。果皮がゴツゴツとしていて、サイズは100~130gくらいになります。夏に出回る「青ゆず」は果皮が青くて果汁がやや少なめ。秋以降の「黄ゆず」は果汁が豊富です。日本には冬至にゆず湯に入るという風習がありますが、ゆず湯は血行促進や肌の保湿効果があるといわれるので、寒くて空気が乾燥する季節に最適ですね。

栄養と効果

① 抗酸化作用
ゆずには、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です。100gあたりのビタミンC含有量は、ゆず果汁で40mgですが、皮には果汁の4倍である160mgも含まれています。ビタミンCの抗酸化作用には、大量に発生すると血管を硬くしたり、免疫機能を低下させたりする「活性酸素」から体を守るはたらきがあります。ゆずを使用する際は果汁だけでなく、皮ごと調理してたっぷりのビタミンCを摂り入れたいですね。

② 血流を促す
柑橘系の果物の皮に多く含まれる香り成分の「リモネン」と「シトラール」。

ゆずにも含まれるリモネン、シトラールは、交感神経を刺激して血流を促し、体の代謝や消化活動を活発にしてくれます。冬至のゆず湯としても使用されるゆずの役割は、香りを広げるだけでなく、リモネンやシトラールの血流を促す役割によって体をぽかぽかにすることも期待されています。

③ 肌健康をサポート
肌の健康をサポートするゆずの注目成分は、「ビタミンC」と「ヘスペリジン」です。ゆずに含まれるビタミンCは、メラニン色素の元となるアミノ酸物質が作られるのを抑制し、しみやそばかすの原因となるメラニン色素が沈着しないようにするはたらきが。ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、肌の構成成分であるコラーゲンの合成を促進する作用のほか、肌の水分量や弾力を高める役割があります。

④ むくみ対策
むくみ対策に役立つゆずの注目成分は、「カリウム」と「ヘスペリジン」です。むくみは、細胞の外に過剰な水分が溜まる状態となることで引き起こります。カリウムは、体内の余分な水分を排出したり、細胞の浸透圧を維持したりするはたらきがあるため、むくみ対策に役立ちますよ。さらに、ゆずの皮に多く含まれるヘスペリジンにも、足のむくみが抑制されることが実証されています。

⑤ リラックス作用
ゆずの香り成分であるリモネン、シトラールなどの香り成分は、大脳に直接はたらきかけることで、脳をすっきりさせ、ストレスをやわらげる作用があります。

保存方法〜食べ方

①保存方法
乾燥しないようポリ袋に入れるなどして冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。保存期間は冷蔵保存でも1~2週間くらいが目安です。長期保存したい場合は果皮を乾燥させるといいそうです。果皮を薄くむいて細かくカットし、カラカラになるまで天日干しします。完全に乾燥したら瓶などの密閉容器に入れて保存。

②食べ方
ゆずは酸味が強いため生食にはむきません。果皮を削ったり果汁をしぼったりして、香りと風味を楽しみます。香味料や食酢、柚子胡椒(ゆずこしょう)、柚子味噌、吸い物などのほか、ジャムやゼリー、ジュースなどにも利用します。

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