免疫力向上

栄養豊富な食材と言われるうなぎですが、中でも特出して多いのがビタミンA(レチノール)です。生100gあたりのレチノール量は2400μg・蒲焼きであっても1500μgと魚介類トップクラスの含有量です。ビタミンAは粘膜や皮膚の生成・維持に欠かせない成分で、皮膚粘膜を健やかに保つことでウィルスなど外敵の侵入を防ぐという役割もあります。このため適切なビタミンA(レチノール/β-カロテン)の補給は体全体の免疫力を高めることに繋がると考えられます。
ビタミンAが豊富なことに加え、うなぎには免疫系の正常な機能をサポートする働きが期待できるビタミンとして注目されているビタミンDも比較的多く含まれています。ビタミンDの摂取量が多いほどインフルエンザ発症率が低いという報告もなされていますし、免疫力を調整することで花粉症や喘息などのアレルギー症状緩和にも繋がるのではないかとも言われています。うなぎはアルギニンなど免疫細胞活発化作用が報告されているアミノ酸も含んでいるので、複合して免疫力のサポートとしても役立ってくれます。

目に良い

うなぎに豊富に含まれているビタミンA(レチノール)は視機能とも関わりのあるビタミンで、粘膜の形成・保持に関わる成分であることからドライアイ対策としても役立つと考えられています。またビタミンAは目の網膜に存在する物質“ロドプシン”の主成分でもあり、分解されることで脳に情報を伝えた後にロドプシンが再合成される過程でもビタミンAが必要となります。このためビタミンAは夜盲症など暗いところでの視力低下・目の酷使による視力低下や眼精疲労の予防にも効果が期待されています。
さらに、うなぎには視神経の機能向上や目の疲労軽減効果が期待されるビタミンB1やB12・視機能をサポートし目の充血を防ぐ働きもあるビタミンB2などのビタミンB群も含まれています。ビタミンEも血行を促すことで目の疲れ・コリを緩和に繋がると言われていますから、複合して働くことで目の健康維持に役立ってくれます。

筋トレに

これはあまり知られていないのですが、うなぎは良質なタンパク質が豊富に含まれています。
うなぎは脂質が多くカロリーが高めなのが欠点ですが、1尾あたりのタンパク質含有量は36.8gと非常に多く、肉類に匹敵するほど優秀です。
筋トレ中の方などしっかりと運動をして、ガッツリとタンパク質を摂りたい方にはおすすめです。

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