先週の土曜日に中山競馬場にて開催された第50回ダービー卿チャレンジトロフィーは、4番人気で藤岡康太騎手騎乗のヒーズインラブが力強く突き抜けて重賞初制覇で優勝しました。鞍上の藤岡康太騎手と藤岡健一調教師ともに本競走初勝利となりました。2着には1/2差で6番人気の石橋騎手騎乗のキャンベルジュニアが、3着には3/4差で後方から追い上げた9番人気で大野拓也騎手騎乗のストーミーシーが入ったレースでした。この日の大野拓也騎手は絶好調で、勝利こそはなかったものの7レースで連対する活躍ぶりを見せました。尚、1番人気に推された田辺裕信騎手騎乗のグレーターロンドンは前が塞がってしまい5着止まりと言ったレース内容でした。

レース内容

スタートはほぼ揃ったもののゴールドザベラスが大きく出遅れ。キャンベルジュニアが好発を決め伸びていきますが、それを13番枠のマルターズアポジーがリクエスト通りにハナを主張し先頭へ。ソルヴェイグがジワッと2番手に上がり、その後ろにキャンベルジュニアが落ち着いた感じでした。中団はレッドアンシェル、ビーズインラブなどが構成し、後方集団にはグレーターロンドン、ストーミーシーやテオドールと言った人気馬で構成。最後方にはアデイインザライフといった隊列となりました。前半600m通過はマルターズアポジーで35秒ジャストとややゆったりとした流れとなりました。個人的な感想としてはマルターズアポジーのギアが上がりきっていない中途半端な騎乗かなといった感じでした。3〜4コーナー付近からたてながの隊列が一気に凝縮され直線ではほぼ団子状態で勝負といった流れで、完全に後半特化型の様相に。こうなると不利なのがマルターズアポジーで残り200m付近で一気に交わされ代わって上がってきたのがキャンベルジュニアだ先頭へ。外からはビーズインラブと更に大外からはテオドールが上がってきた感じでしたがキャンベルジュニアがしぶとく粘り、しかしビーズインラブが一頭突き抜けて優勝。粘り切ったキャンベルジュニアが2着。そして3着争いはストーミーシーがしぶとく伸びて3着といったレース内容でした。

ビーズインラブ

勝ったビーズインラブはパドックから雰囲気たっぷりといった感じでしたが、どうしてもマルターズアポジーに目を奪われてしまった感じでした。はっきりいってノーマークだったビーズインラブですが中山コースの相性は抜群という事実はレース直後に知った感じでした。オープンと準オープンを行ったり来たりといったビーズインラブは今年5歳馬。ここ等で遅咲きの花が遂に開花した感じなのか、それとも今回のレース配分がピタリとハマっただけなのか?といった感じですね。今後のビーズインラブにも注目です。

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