「冷え」は現代の女性たちにとって、深刻なお悩みです。

ただでさえ女性の体は冷えやすい作りをしているのです。これは筋肉よりも脂肪が多く、脂肪は冷えやすいためです。だというのに、現代の生活はとても冷えやすいと言えます。

冬場はただでさえ冷え込みます。しかしそんなときでも、「女性だから」という理由でどうしてもスカートの着用が必要なこともありますよね。

そして夏は夏で、街中でもオフィスでもずっとクーラーがかかっています。

冷えにくい男性に合わせた温度にされると、冷えやすい女性にとっては「寒い!」と感じてしまうことも多いですよね。

また、冬でも手軽に冷たい食べ物も食べられるようになりました。あったかいコタツでアイスを食べたりすることは幸せですが、体を冷やしてしまう不安もありますね。

なので、「温活」という言葉も流行ったのではないでしょうか。「体を温めて健康を目指しましょう」という意味ですね。「冷えは万病のもと」と言われるくらいですから、これはとても良い傾向だといえるでしょう。
今回はその「温活」の中でも、食べ物によって体を温めることについて見ていきたいと思います。食べたものは、体に如実に反映されます。

体を温める食べ物には、いったいどんなものがあるのでしょうか?

冬が旬の野菜

「旬の野菜は一番おいしく、体に良い」と言われていることは、よく知られていると思います。それは、夏の野菜には体を冷やす効果があり、冬の野菜には体を温める効果があるためです。

例えば「冬至にはかぼちゃを食べる」という習慣がありますね。これは「風邪の予防になる」と昔から言われていたためです。病気をしないよう、厄除けの意味もあると言われています。

※かぼちゃは収穫時期的には夏野菜ではありますが、おいしくいただくために、収穫されたあとに追熟させて秋~冬頃に出回ることが多くなっています。

冬が旬である野菜としては、このようなものがあります。

ネギ
たまねぎ
にんじん
逆に夏が旬である野菜は、体を冷やすので避けるようにしましょう。例えばこのような野菜です。

なす
きゅうり
トマト

土の中で育った野菜

土の中で育った野菜は体を温める効果があります。そして逆に、土の上で育った野菜は、体を冷やす効果があります。

つまり、根菜類は体を温めやすく、葉物は体を冷やしやすいというわけです。もちろん例外もありますが、基本的にはこのように考えてよいでしょう。
土の中で育った野菜とは、例えばこのような野菜です。

にんじん
ごぼう
さつまいも
逆に避けたほうが良い、土の上で育った野菜とは、例えばこのような野菜です。

キャベツ
レタス
ほうれんそう
葉物の野菜はサラダで食べることが多いかもしれません。でも体を冷やす効果がありますので、特に冬はあまりたくさん食べないほうが良いかもしれませんね。野菜スープにする場合も土の中で育った野菜で作ると、より体を温めてくれるでしょう。

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