2歳馬の戦いも熾烈になってきていますね。朝日杯フューチュリティーや阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦もほぼ終了し、ここまでダノンプレミアムやタワーオブロンドン、ステルヴィオなどの牡馬マイラー路線の力関係もわかってきたし、ロックディスタウンやラッキーライラックなど牝馬勢はオルフェーヴル産駒の活躍が目につく感じです。さて先週からは、今年からG1に格上げされたホープフルステークスの前哨戦がはじまりました。まずは東スポ杯2歳ステークスが先週土曜日に開催されました。やはり強かったのは1番人気を付けた素質馬でした。

3連勝でホープフルの舞台へ!ワグネリアン

圧倒的な強さだったというのが印象です。父はディープインパク、母父がキングカメハメハと、まさに両方の良いところの速さとスタミナの両方の遺伝子をしっかりと受け継いでいる
といったところでしょうか。
ここまでの2レースに関しては2歳馬戦に相応しくかなりのスローからの直線でドンっといったトップスピード勝負といったところでしたが、今回の東スポ杯2歳ステークスは、重馬場大歓迎というコスモイグナーツがグングン飛ばし、それにつられてケワロスとシャルルマーニュの3頭が飛ばすなか、ワグネリアンなどの後ろ4頭はペース崩さず平均ペースで展開。前3頭と後ろ4頭といったマラソンで言うところの集団ができた感じでした。このようなレース展開で、折り合いがつくにかなと不安視してましたが、3コーナーから4コーナーでペースを徐々に上げての若干のロングスパート戦で直線で外に振り前を向いた時にはあっさりとコスモイグナーツと並びかけ、粘るシャルルマーニュをラスト200mで交わし、そこから突き抜けたところで追いすがるルーカスをなんとか制し優勝といった内容でした。上がり3Fもメンバートップの34.6。次のホープフルステークスが楽しみな一頭です。

モーリスの弟は2着!ルーカス

父スクリーンヒーロー、母メジロフランシスの血統でモーリスの弟にあたるルーカス。スタートからゴールまで結構バタバタしていた印象でした。スタートは出遅れてしまい、最後方からの展開を強いられてしまった感じで、そこから若干の二の足を使ってしまったことで後半の追走にも影響はあったのかなと感じます。前3頭が飛ばしている中、最高からワグネリアンの尻を常に見ながらといった展開で、直線を向いた時点でトップギアに入れたワグネリアンに置いていかれた感じでした。しかし、そこからしぶとく伸びて粘るシャルルマーニュを差してなんとか2着フィニッシュ。とりあえずはホープフルへのステップは成功したといったところでしょうか。
この段階のルーカスならこのくらいで良いのかなと思うのは、モーリスも2歳の時は言うほど強さを見せていなかったと言うところ。クラシックはおろか、3歳時には3着が1番良い着順。本格派したのが古馬になってからです。また同じスクリーンヒーロー産駒にゴールドアクターにしても古馬になってからなので、まだまだ焦る時期ではないといったところでしょうか。

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