先週の土曜日、エリザベス女王杯の前日の京都競馬場にて、デイリー杯2歳ステークスが行われ、ジャンダルムがデビューから2戦目して早くも重賞制覇を成し遂げました。
この日の京都地方若干の雨量もあり、稍重よりの芝ではあったと思いますが、いかにも2歳馬の戦いらしく、ペースはややスローといったレース展開でした。2着にはディープインパクト産駒のカツジが入り、この世代でもディープインパクトの血を受け継いでいる馬たちの活躍が期待できそうです。2番人気のメガリージョンは、1コーナーあたりで馬体に異変が起き競走中止というアクシデント付きの今年のデイリー杯2歳ステークスは、非常に見応えがあったレースでした。

武豊騎手の不祥事で乗り替えも!ジャンダルム

キトゥンズジョイ産駒のジャンダルムが快挙でした。ここ最近で言えば、エプソムカップのダッシングブレイズ以降となるキトゥンズジョイ産駒の重賞制覇といった感じです。
追い切りでジャンダルムに騎乗していた武豊騎手が落馬し、靭帯損傷といったアクシデントに見舞われたジャンダルムでしたが、乗り替えたアッゼニ騎手もうまくやってくれたのかな?といったところでしょうか。というよりも、そもそもの馬個体の実力が抜けていたのかもしれません。単勝オッズは7.3の5番人気でしたが、それは仮に武豊騎手が予定通り騎乗していれば、フロンティアに次いで2番人気は確保していたと思われます。
れーすですが、序盤は非常にもたついていた感じです。スタートも出遅れてしまったがために後方からの追走。すぐさまリカバーして中団外よりから攻めていきますが、アクシデントdw急ブレーキのメガリージョンを避けるカタチでやや接触と、かなりの消耗とロスをここで受けてしまった感じでした。まあ、普通ならこの時点でテンションも落ち諦めるところでしょうが、ジャンダルムはすぐさま立ち直ったようにも見え、メガリージョンが消えた内の中団でレースを展開するかたちとなりました。そのままスローで4コーナーをまわり直線。馬なりでグンっと瞬時に反応して、カツジの内から抜けると、一気にここから伸びて他馬に圧勝。正直ところ、ここまで強いのかといった感想です。ただ新馬戦と今回のレースで確認できたのは、素直に反応しているので、ある程度の流れに乗ったレースでもやってくれるのかなと思います。あとはゲートが安定すればといったところでしょうか。朝日杯フューチュリティに、また一頭楽しみな馬が出てきました。

もうひと伸びに欠けた!ケイアイノーテック

感想としては悪くなかったです。スタートも良かったし、二の足も悪くないのである程度の好ポジションは狙いにいけるのかなといったところです。ただ、やはりケイアイノーテックもメガリージョンの急ブレーキに戸惑い接触し若干ヨレてしまった序盤があった感じで、今回のレースに関してはかなりのイレギュラー付きということでなんとも言えないです。もしかしたら、その部分が影響もして最後の直線の反応の悪さやひと伸びにかけてしまった原因にもつながっているのかな?といったところです。ただ1着のジャンダルムも同じように接触してのあの直線の伸びを考えると、やはり今の時点では力負けしているのかなとも思えます。どちらにしてもフロンティアを差し切ったチカラはあるというのろ、マイルではなくホープフルで見てみたいなというのが個人的な意見です。次走が楽しみな一頭です。

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