30日に都内で2016-17シーズンのB.LEAGUE AWARD SHOWが開催され、リーグ戦の年間ベスト5が発表されました。

ベスト5に選ばれたのは、川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス、千葉ジェッツの富樫勇樹、アルバルク東京の田中大貴、シーホース三河の金丸晃輔と比江島慎の5人で、その中からファジーカスがリーグ戦最優秀選手賞に選ばれています。

今回は、B.LEAGUEの初代ベスト5をご紹介します。

ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)

今季のレギュラーシーズン全60試合に先発出場して1625得点(1試合平均27.1得点)を記録し、B1リーグの初代得点王にも輝いたニック・ファジーカスは、アメリカ出身で、ポジションはセンターで、NBA経験もある選手です。

2012年に東芝ブレイブサンダースに入団したファジーカスは、その年に得点王を獲得するとともに、チームを準優勝に導いています。2年目はNBLと天皇杯の二冠の原動力となり、MVPと得点王をダブル受賞しています。

昨季までの日本のトップリーグでプレーした4年間で、リーグ優勝2回、MVP1度、得点王3回、リバウンド王2回を手にしていてリーグ・ナンバー1の呼び声も高い選手です。

富樫勇樹(千葉ジェッツ)

今季のレギュラーシーズン全60試合に先発出場を果たし793得点(1試合平均13.2得点)238アシスト(同4.0アシスト)を挙げチームの司令塔として活躍した富樫勇樹。ポジションはポイントガード。

高校卒業後にbjリーグの秋田ノーザンハピネッツに入団し、プロ選手としてのキャリアを開始。1年目となる2012-13シーズンにはbjリーグ新人賞を受賞し、2013-14シーズンには最多アシストのタイトルを獲得し、ベストファイブに選出されています。

2014年にはNBAサマーリーグにダラス・マーベリックスの一員として出場し、同年10月、田臥勇太に続き日本人として2人目となるNBA選手契約をマーベリックスと結び、マーベリックス傘下のテキサス・レジェンズに加わった経験もあります。

千葉ジェッツの司令塔としてアシストランキングリーグトップの成績をもち、 2017年の天皇杯では優勝。2016-17のBリーグオールスターゲームでは、オールスターゲームMVPを獲得しています。

田中大貴(アルバルク東京)

リーグ戦58試合に先発出場し計768得点(1試合平均13.2得点)をマークしている田中大貴は、ポジションはシューティングガード。

高校時代からバスケット界の逸材といて名を馳せ、大学生時代は東海大学で数々のタイトルを獲得。大学卒業後は、トヨタ自動車アルバルク東京に入団している。Bリーグファーストシーズンを主力として活躍し、ディアンテ・ギャレットに次ぐ、一試合平均13.2得点を記録し、プレーオフ進出に貢献しました。東京五輪に向けて、日本代表の中心として期待されている選手です。

金丸晃輔(シーホース三河)

B1リーグで3ポイントシュートとフリースローで最も高い成功率をたたきだし、ベスト3P成功率賞(42.6%)とベストFT成功率賞(90.8%)の2部門で受賞を果たした金丸晃輔。ポジションはフォワード。

大学卒業後の2011年、JBLのパナソニックトライアンズに入団。1年目よりオールスターゲームに出場。新人王も受賞している。2013年の全日本総合選手権ではパナソニックとして16年ぶり10度目の優勝に貢献し、ベスト5に選出された。同年のJBLリーグ戦でもベスト5とフリースロー成功率1位のタイトルを獲得。パナソニックの休部を受けアイシンシーホース三河に移籍。2013-14シーズンは3ポイントシュート成功率1位のタイトルを獲得しています。どんな体勢からでもシュートを決めきるリーグ屈指のシューター。

比江島慎(シーホース三河)

59試合に出場しレギュラーシーズン通算763得点(1試合平均12.9得点)198アシスト(同3.3アシスト)を記録し、金丸とともにチームのエースとして西地区王者獲得に大きく貢献した比江島慎。ポジションはガード。

百道中学校、洛南高校、青山学院大学と強豪校を渡り歩き、高校時代にはウインターカップ3連覇、大学ではインカレ2連覇および優秀選手受賞という華々しい経歴を歩んできたエリート選手で、2013年にアイシンシーホース三河に加入し、1年目よりスターターで53試合に出場し、新人王を受賞しています。東京五輪に向けて、日本代表の中心として期待されている選手です。

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