毎年荒れるヴィクトリアマイル!

ここまで阪神牝馬ステークス(GII)と福島牝馬ステークス(GIII)のトライアルレースを勝ち抜いてきたマイラー牝馬たちが集結する、マイルの女王決定戦「ヴィクトリアマイル」。
枠順も決まり、いよいよ競馬ファンたちのボルテージも上がってきたことでしょう。
毎年のように荒れることで有名なヴィクトリアマイル。実際に10番人気以下の1着は過去10年で2度もあり、2、3着にも10番人気以降の馬が飛び込んでくるケースが多いということで、予想が困難でもあります。
先日のNHKマイルも13番人気と6番人気が連対に飛び込んできたことにより、3連単の払い戻し金が実に29万円を超えた高配当となっています。また、この雨により馬場にも大き影響があることから、更に予測不能となりそうです。
そんなヴィクトリアマイルに出走する馬は以下のとおりです。

アットザシーサイド
スマートレイアー
ジュールポレール
ソルヴェイグ
アドマイヤリード
アスカビレン
ルージュバック
クイーンズリング
オートクレール
テンコウアンジュ
ミッキークイーン
ウキヨノカゼ
ヒルノマテーラ
レッツゴードンキ
フロンテアクイーン
クリノアホール
リーサルウェポン

以上、17頭の決戦です。

頭1つ飛び抜けている存在!ミッキークイーン!

さて、このメンバーからいうと、阪神牝馬ステークスで圧巻の強さを見せつけたミッキークイーンが断然頭1つ飛び抜けている感じです。
ここまで13戦5勝で5-5-1-2の成績。連対率も8割越えと非常に安定しているのがミッキークイーン。牝馬戦に関して言えば、ここまで100%の連対率を誇っており、流石は、ディープインパクト・ミュージカルウェイの娘といったところです。
気になるのは馬場の状態。この雨で馬場は悪くなり稍重状態でのスタートが予想できます。前走の阪神牝馬ステークスも小雨降る中の稍重で出走し1着となっていますが、3枠6番だっとこよもあり、うまく馬場を立ち回れたとも読めます。今回は6枠11番とやや外枠になったことにより、良馬場を選ぶとしたら、外へ外へ流れる可能性は十分に考えられます。それでも基礎スピードもこのメンバーで考えたら群を抜いていると思うため、ミッキークイーンを外す必要はなさそうです。
今回の阪神牝馬ステークス後は放牧なく、更に仕上げているのでミッキークイーンを軸に考えても良さそうです。

期待値高い昨年のエリザベス女王杯馬!クイーンズリング!

前走の阪神牝馬ステークスでは、昨年の香港遠征以来のレースということで長期休暇後の追い切りなしで出走といっても良い状態。当然のことながら反応鈍く、更に落鉄していたアクシデントも重なり15着。それでも、スタートはしっかり決めていたというのは好材料と見ています。
荒れるヴィクトリアマイルの穴馬と見たいのがクイーンズリングです。昨年ヴィクトリアマイルを制したストレイトガールも、香港で惨敗し、阪神牝馬ステークスでも9着と惨敗、その後のヴィクトリアマイルで優勝しているように、同じローテーションのクイーンズリングが再現する可能性もあるのでは?と見ています。
エリザベス女王杯ではミッキークイーンを抑え堂々の1着を勝ち取る実力の持ち主なのは間違いありません。クイーンズリング、期待せずにはいられません。

結局強かったと思わせる!桜花賞馬・レッツゴードンキ!

前走となった高松宮記念では小雨降る中の稍重の馬場状態で出走。内枠からのスタートということで馬場が荒れた走りづらい中、残り600mで外に振り、先を行くセイウンコウセイに迫る上がり33.9の最速で4コーナー12番手から一気にごぼう抜き、2着フィニッシュといった結果でした。また京都牝馬ステークスでも前日の雨の影響で稍重の馬場状態でも追込みの脚が強く、しっかり勝利してきています。今年に入って強さが増した印象のあるレッツゴードンキです。クイーンズリング同様に、多少馬場が荒れてくれていればミッキークイーンのスピードもやや落とせる可能性もあるため、しっかりミッキークイーンの背後につき、ラスト600mで勝負したいところです。

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