荒れに荒れたNHKマイル!1番人気のカラクレナイは大惨敗!?

やはり今年も大いに荒れたNHKマイル。連対に名を連ねるのが決まって10番人気以降の馬と、予想がとても困難なレースの1つでもあります。
ここまで6戦3勝で、フィリーズレビュー1着、桜花賞4着の牝馬・カラクレナイが堂々の1番人気を背負っての発走となった今年のNHKマイル。
そのカラクレナイ。スタートはまずまずといった感じで飛び出し、すぐさまいつものように後退して中団からやや後方の位置につけてのレース展開。通過タイムも早くもなく遅くもなく平均のペースと思えた今回のレース。しかし、内内に詰めて様子を伺うデムーロ騎手は早くも3コーナーあたりで手が動いてそのまま最後の直線へと突入。その後、鞭を1発、2発と入れても伸びもなく、まったく反応せず、最後はそのまま流した感じで18頭中17着と大惨敗と終わった1番人気のカラクレナイでした。上がり3ハロンも35.5と18頭中17番の上がりとなってしまいました。
残り200mで反応しなかったことから、もしかすると本質的にマイルは長く、1400mがベストなのかもしれません。

3歳マイル王はアエロリット

2番人気を背負っての発走となったアエロリット。16番枠と枠順が悪かったためレース前は少し厳しいかなと予想もされていたかと思います。前走の桜花賞ではスタート鈍く、本来の先行レースとは行かず後方からの追い込みとなって、それでもラスト踏ん張り結果5着。基礎スピードは申し分なしと証明した桜花賞。ただ、スタートで反応鈍ければ後退するというハンデが条件で1つの賭けとなった馬でもあることでしょう。
今年のNHKマイルでのスタートは好スタートと言えるほど抜群の反応を見せ一気にはなへ。その後2列目まで下がり様子を見る最高の展開に持ち込めたことから、連対率が一気に上昇ムードへ。そのまま馬なりで4コーナーに突入。先頭を行くボンセルヴィーソが手強くなかなか交わすことなく粘るも、鞭が入ったアエロリットは差を広げて、最後は余裕タップリのゴールイン。上がりタイム1:32.3、上がり3ハロン34.3と最高の走りを見せつけてくれました。

今回の穴馬!リエノテソーロが2着!

今回の穴馬となったものの、NHKマイルに登録するほどなので、それなりの結果を残して本戦にやってきたことは間違いなし。成績も6戦4勝、内ダートが2レースですが、2歳新馬で勝利した次走のすずらん賞でもしっかり勝っている。では何故今回が人気薄だったかと言われると、脚質が逃げタイプで枠順が14番だったということか思われます。
今回のリエノテソーロも6戦全てに乗っている吉田隼騎手。スタートはまずまずだったため、一気に駆け上がるかと思いきや、中団に下げてのレース展開。
3・4コーナーななっても外目の中団でグッと我慢し、残り400mで鞭が入り反応し、ググッと伸びてアエロリットとの差も縮まるが、アエロリットも鞭で再加速。力尽き2着ゴールインといった結果でした。
それにしても今後が楽しみな存在が現れたと思った駆けっぷりでした。

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