川崎F、ACL初勝利!5戦無敗で決勝トーナメント進出に王手!

水原三星ブルーウィングス 0-1 川崎フロンターレ

水原三星ブルーウィングス 0-1 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 48分 奈良竜樹(川崎フロンターレ)

ACLのグループステージ第5節。3位につける川崎フロンターレは逆転でのグループステージ突破に望みをつなげるため、敵地で首位の水原三星と対戦。

前半は互角の戦いが続くが、ホームの水原三星がチャンスを多く作り、左サイドを中心とした攻撃から、古巣対決となった川崎GKのチョン ソンリョンの守るゴールを襲った。川崎Fも徐々にらしい攻撃を展開してチャンスを作っていくが、スコアレスで前半を終了。

迎えた後半。開始早々の48分、右サイドでFKを得た川崎Fは、キッカーの中村憲剛から絶妙にコントロールされたボールに、走り込んだ奈良竜樹が頭で合わせ、川崎Fが先制点を決めた。

その後は互いに攻め合う状況が続く中で、徐々に緊迫した展開に。終盤に向かうにつれて水原三星は選手交代を駆使しながら攻勢に出ると、川崎Fは集中した守備からカウンター気味に攻撃を繰り出し、追加点を狙う。

川崎リードのまま、試合はアディショナルタイムへ。そして94分、水原三星が最後の反撃!ゴール前の混戦からク ジャリョンが至近距離からシュートを放つ。しかし、これをチョン ソンリョンがスーパーセーブ。この大ピンチを抑え切った川崎Fがこのまま逃げ切り、勝利を手にした。

これで勝点を7に積み上げた川崎Fは、最終節に迎えるホームでのイースタンSC戦に勝利すれば、自力でのグループステージ突破を決められる状況に持ち込んだ。

G大阪、痛恨のドロー!グループリーグ自力突破の可能性消滅!

ガンバ大阪 3-3 アデレード・ユナイテッド

ガンバ大阪 3-3 アデレード・ユナイテッド

【得点者】
1-0 6分 長沢駿(ガンバ大阪)
2-0 12分 堂安律(ガンバ大阪)
2-1 43分 セルヒオ・シリオ(アデレード・ユナイテッド)
2-2 54分 ジョーダン・オドハーティ(アデレード・ユナイテッド)
3-2 77分 長沢駿(ガンバ大阪)
3-3 90+1分 ババカル・ディアワラ(アデレード・ユナイテッド)

前節、グループHの最下位に転落したG大阪。敗れれば、最終節を待たずして敗退が決まるアデレード戦は、背水の陣で挑む一戦となった。

この試合、Jリーグの大宮戦でトップチーム初ゴールを含む2得点をたたき出した18歳の堂安律が今季のACLで初先発。グループステージ突破に向けて勝利が絶対のG大阪が開始早々に先制点を決める。6分、長沢駿がCKを頭で合わせて先制すると、12分には、堂安がCKの流れから右サイドでボールを受けると、ペナルティエリア外から強烈なミドルシュートをたたき込む。

前節の江蘇蘇寧戦とは対照的な展開で余裕のゲーム運びを見せたG大阪だったが、43分、ロングボールの対応時に足を滑らせた金 正也がババカル ディアワラにボールを奪われ、ババカル ディアワラがゴール前にラストパス。セルヒオ シリオが難なく合わせて昨季のAリーグ王者が1点差に詰め寄られ、前半終了。

迎えた後半、試合は一転してアデレードペースとなり、54分、ジョーダン オドハーティが試合を振り出しに戻す。

勝ち切りたいG大阪は58分、遠藤がPKのチャンスでまさかの失敗。絶好の勝ち越し機を逃すものの、77分にオ ジェソクのクロスからオウンゴールが生まれ、再びリードを奪う。

試合は90分が終了。G大阪は勝利目前だったが。後半アディショナルタイムにFKからババカル ディアワラに同点弾を許し、痛恨のドロー決着。勝点1を分け合う形となった。

この結果により、G大阪のグループ自力突破の可能性は消滅。最終節の済州戦で勝つのが大前提だが、数字の上での可能性だけは辛うじて残された。

関連するまとめ

フクダ電子アリーナ

ワールドカップ時に建設された多くの巨大スタジアムとは一線を画し、Jリーグサッカーのイベントスケールに見合った…

日本勢、ACL初戦全勝ならず!アジアチャンピオンズリーグ

アジアチャンピオンズリーグ、ガンバ大阪と川崎のJリーグ勢がそろって初戦に臨んだ。

サッカーの「ペナルティアーク」とは

サッカー用語の「ペナルティアーク」についてご紹介します。